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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

スポーツ観戦とその心理 スポーツ観戦とその心理

  自分はスポーツに無縁であるし、詳しい訳でもないのでテレビでスポーツ観戦していても強い思い入れはない。 実際に競技したことがある人だったら、一つひとつのプレーが技術的にどうなのかなども分かって普通以上に楽しめるのかもしれないが、我家ではテレビの前で無邪気に 「がんばれ〜」 などと応援しているだけなのである。

  メジャーでの日本人の活躍が毎日のように伝えられるが、高津、長谷川の両選手はアメリカでも高い評価を受けて頑張っているし、松井選手は言うまでもなく頑張っている。 イチロー選手などは、すでにスーパースターの風格を漂わせ、日米通算での 2000本安打を達成したし、月間 50本のヒットという、野球史上で 2人しか達成していない記録を 2度も実現している。

  サッカー選手も多くの人が海外で活躍し、世界的な評価を受けている人もいる。 日本人は他人の成功を素直に喜ばず、ひがんだり妬んだりすることが多いが、スポーツに関してだけは、人がどれだけ活躍しようと、どれだけの報酬を得ようと、ひがみも妬みもせずに応援できるから不思議なものである。

  昨年は関西を喜びと感動の渦に巻き込んでくれた阪神タイガースであるが、今のところは残念ながら 4位という成績に甘んじている(06/04 現在)。 阪神が優勝した翌年は景気が良くなるという ”定説” に裏打ちされた結果なのか、日本経済もどん底から脱したようである。 景気浮揚の期待だけではなく、関西が元気になるのは大阪に住む者として喜ばしいことなので今年も頑張っていただきたい。

  何度もこの雑感に書いているように、何に対しても特定のファンを持てない性格なので、バリバリの阪神ファンではない。 父方の祖父母は、負け試合になると機嫌が悪くなるほど生粋の巨人ファン、その影響をモロに受けて父も巨人ファン、その影響を多少受け継いで自分も巨人が好きだった。 好きというよりも、単に 『野球は巨人』 というコピーが刷り込まれた程度で、試合に負けたからといって機嫌が悪くなるわけでも、くやしいと思うわけでもなかった。

  試合の中継を見ていて (勝てばいいな〜) と思っていた程度であったが、それでも巨人は好き ”だった” のである。 そう、昨年までは。 シーズン中であるにも関わらず不可解な解任劇で原監督が球団を追われ、堀内が監督に選ばれた瞬間から巨人は嫌いになった。 堀内ほど嫌いな OB はいなかったからである。一番なって欲しくない奴が監督になった球団に興味はない。

  野球の解説をしていても、その他の言動からも、彼ほど監督になりたいのが ”見え見え” な人を見たことがない。 にも関わらず、監督に選ばれたとき 「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」 などと白々しいことを言ったり、前監督の考えを継承しない指導方針を打ち出したりと、「お前は何様のつもりだ!」 と言ってやりたくなる。 できれば今年、巨人には最下位になってもらい、堀内を解任していただきたい。

  6/3 に聖火リレーがスタートし、オリンピック気分も盛り上がってきた。 「田村亮子でも金、谷亮子でも金」 は実現するだろうか。 小出監督への嫌がらせに近い状態で選手が選ばれた女子マラソンは結果を残せるだろうか。 野球の長嶋監督は出場可能だろうか。 そして、金メダルを手にし、谷夫妻が揃って金メダルという快挙になるだろうか。

  いろいろと興味は尽きないが、今回のオリンピック、帰国した拉致被害者の家族は日本を応援してくれるのだろうか。 被害者の方々は ”北” を憎んでいるだろうが、その家族は・・・。”北” の選手団がどのようなかたちで参加するか分からないが、帰国した家族はどちらを応援するのだろう。 心から日本を応援してくれることを願うが、開催は 8月13日からと、それまでの期間はあまりにも短い。

  そんな余計なことを考えるのは不純であり、そういうわだかまりを捨てて純粋な気持ちで応援しなければいけないのかもしれない。 それでなければ厳しい練習に耐え、一生懸命に競技に参加する全世界の選手に対して失礼なことなのかもしれない。

2004 / 06 / 05 (土) ¦ 固定リンク


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