すでに先月の話になってしまったが、11/23(日)に近所の探索に出かけた。 今回は 5/4 の
Chapter III で周りきれなかった、千里丘下、千里丘中あたりの見直しである。 雑感には書いていなかったが、茨木市にあたる 蔵垣内、丑寅、天王、沢良宜、大正町は、すでにクリアしているので、探索場所もいよいよ限られてきた。 残すは下水処理場などがある千里丘 7丁目付近だけである。
千里丘中央病院の横の坂道を登り、二股を右に入って行く。 少し歩くと、いつもライブ情報などを提供して頂いている 『ペーパームーン』 が、その姿を現す。 写真で見たことはあっても実際に見るのは初めてである。 失礼ながら、想像していたよりも大きな建物で、少し驚いてしまった。 お客さんが入り、ライブまで開催するのだから、それなりの広さが必要なので、大きくても当然と言えば当然なのだが。 店の前にしばし立ち止まり、入ってみようかと考えたが、今日の目的は散歩と探索なので先に進むことにした。
少し進むと 『モンマート』 があったので、営業時間などをメモする。 それからもズンズン進んだが、目ぼしい店がない。 坂も多い地区なので、『モンマート』 のように近くて、ある程度の品揃えがある店は、近所の人にとって重宝なのだろう。
さらに進むと 『展望台』 と彫られている石柱を発見。 細い道の上には見晴らしの良い広場があるのだろうと思い、急な坂道を登って行く。 その坂の急なことと言ったら、体を前傾姿勢にしないと、仰向けに倒れてしまいそうなくらいである。 それでも期待に胸を膨らませて登り続けたが、頂上らしき場所に行っても何もない。 確かに遠くの街並みまで見える部分もあるが、目の前の建物が邪魔したりしている。 結局は 『展望台』 らしき場所を見つけられないまま、ブツブツ言いながら ”下山” してきたのであった。
それからも、めぼしい店を発見できないまま、大きなマンションを見ては 「掲示板に書かれたり、人から聞いたマンションはここだったのか〜」 などと感心しながら見上げたりして歩いていると、目の前に万博公園の観覧車が見えてびっくりしてしまった。 気付けば 『ミリカスポーツセンター』 まで来てしまっている。 「人間、その気になれば、ずいぶん遠くまで歩けるものだ」 と、今度は自分の足に感心してしまった。
それ以上進んでも仕方ないので、来た道を引き返し、途中から左に入って住宅地の中を歩く。 その辺りは大きな家が多く、かなりの確立で 『セコム』 している。 お金持ちの家が多いのかもしれない。 そのうちの一軒では、門扉と家までの広い場所で、二匹の白い犬が放し飼いにされていた。 初めての人間を見ても吠えないので、あまり番犬の役目は果たしていないようだ。
その先の駐車場では ”猫の集会” が開かれ、6-7匹の猫が陽だまりの中、目を細めて丸くなっていた。 どうやら重要な議題はないらしい。 少し歩くと、玄関の前の鉄格子状の柵から鼻の頭を出して、こちらの様子をうかがっている犬に出会う。 家の人がいなくて寂しいのか、情けない顔をしてこちらを見ている。 その顔が可笑しかったので 「クスクス」 笑いながら通り過ぎると、反対側の柵からも情けない顔をしたままこちらを見ていた。 よほど寂しかったのかも知れないが、この辺りの犬は人に向かって吠えないようだ。
曲がりくねった細い道を進んでいくと、再び 『モンマート』 を発見。 同じ道に戻ってきたのかと思ったら、先程とは違う店だった。 そこの営業時間などもメモしておく。それにしても、今回の探索の実績はモンマート二軒のみである。(こんなことで良いのだろうか?) という不安が胸をよぎるが、お店を発見できないのだから仕方がない。かなり歩き回ったので足も疲れてきてしまった。
そろそろ探索を終らせ、買い物に向かおうと歩いていると、目の前に突然、派手なデコレーションを施した家が現れる。 二軒の家が、まるで張り合うようにクリスマスの飾り付けをしている。 その電飾の数たるや、田舎町のパチンコ屋よりも派手なくらいだ。 クリスマスまでの期間、明かりを燈し続けるのであれば、その電気代もビックリするような金額になるに違いない。
しかし、我々の目を楽しませてくれるのだから、ありがたいことである。 今後もライバル心を燃やし、どんどん派手にしていただきたいものだ。 今度は夜に見に来ようと考えながら、その場を後にしたが、元来の出不精ゆえ、まだ見に行ってはいなかったりするのであった。
周辺情報の充実よりも、犬や猫に会ったこと。 そして、クリスマス気分が大いに盛り上がって楽しかった二時間の ”旅” だったのであった。