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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

迷惑 迷惑

  今日で 11月も終わり、いよいよ年末である。 毎年のことではあるが、年末から年始にかけて、街には酔っ払いが大量に出没するに違いない。 過去に何度も書いているが、人に迷惑をかけない酔い方をしていただきたいものである。 本人は気分が良いのであろうが、周りの人間は、たまったものではない。 酒臭いのは仕方ないにせよ、大声で話したり、フラフラしたりすると、うるさいし邪魔なのである。

  この前もオッサンの酔っ払い軍団が、新大阪駅から電車に乗り込んできた。 すっかり出来あがっている軍団は、人の迷惑を顧みずに大声で話し、つまらないことで 「ガハハハ」 と笑っている。 「うるさいな〜」 と思ったが、酔うと三半規管が麻痺するものなので、当然のことながら聴覚も鈍くなり、声も大きくなってしまうものだから仕方がない。

  三半規管が麻痺しているので平衡感覚も損なわれるのであろう。 オッサンの一人がつり革に掴まってグラングランしている。 体がぶつかっても謝りもせずに他のオッサンと談笑している。 腹が立ったものの、「酔っ払いを相手にしても仕方あるまい」 と自分に言い聞かせ、一歩離れて隣のつり革に移動した。 ところが、そのオッサンの揺れは益々激しさを増し、離れても体が当たる。

  「くっそ〜」 と思い、オッサンの顔を睨んでいると目があった。 それでも謝りもせずに他のオッサンと話を再開するのである。 正体を無くすほど酔っているのであれば、ある程度は許さねばならないが、性質(たち)が悪いのは、自分は酔っているから、ある程度は許されるであろうと、姑息な計算をしている奴である。 それだけの判断力が機能しているのであれば、迷惑をかけないなり、謝るなりしてほしい。

  千里丘駅に到着し、電車を降りようとしたら、そのオッサンが両手でつり革を掴み、通路の真ん中で仁王立ちになっている。 「すみません」 と言ったが、そのまま動こうとしない。 ムラムラと怒りが込み上げ、爆発しそうになったため、こちらの目つきが変わったのだろう。 仲間のオッサンが慌てて 「後ろ!」 と注意した。 それを聞いたオッサンは 「ん?」 と言いながら、ゆっくりと振り向いた。

  こちらの目からは 「殺すぞ光線」 が出ている。 「邪魔やこら!酔っ払い!」 と怒鳴ってやったら、怯えながら 「ひえ〜」 と転がるように反対側まで飛んでいった。 それだけ機敏に動けるのであれば、最初からシャキッとしていれば良いのである。 あんな酔っ払いよりは、一人で何事かをブツブツ言っている酔っ払いのほうが、よほど可愛げがある。 電車が動き出してもオッサンはうつろな目でこちらを見ていたのであった。

  迷惑と言えば、何日か前に大阪駅の階段で、やっと歩けるようになった子供の手の一方を母親が、もう一方の手を祖母がつないで降りていた。 自分にとっての子供、孫が可愛いのは理解できるが、時と場所を選ぶべきである。 朝の混雑時にそんなことをされたら、忙しい社会人にとっては迷惑でしかない。 大量の人が電車から吐き出され、急ぎ足で階段を降りている最中なのである。

  馬鹿親、馬鹿婆まる出しの二人は、ノタクタしている子供に 「上手だね〜」 とか 「はい、よいしょ、よいしょ」 などと声をかけている。 通り道を塞がれたサラリーマンは、「ちっ」 と舌打ちしながら、憎々しげな目でその光景を見ている。 そこにやって来た気の短いオッサンが 「邪魔や!!」 と一喝すると、まるで鬼でも見るかのような目で睨み、謝るどころか 「怖いおっちゃんやな〜」 と子供を抱きかかえながら言っている。

  人の迷惑を考えずに、まったく自己中心的な親子馬鹿三代なのであった。 あんな親に育てられたのでは、今は可愛い子供も、自己中心的で、人の迷惑を考えない人格が形成されるに違いない。

2003 / 11 / 30 (日) ¦ 固定リンク


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