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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

トラウマ トラウマ

  先週の雑感に、誤解されやすいと書いたが、神経質な性格だと想像されている部分は強く否定できないところがある。 やや神経質であるのは自分でも分かっているからだ。 ただし、極端な神経質だったり、潔癖症などということはない。 可能なことであれば、入浴だって一週間に一度にしたいくらいである。 そうもいかないので入浴はするが、面倒でしょうがない。

  公衆トイレにも平気で座れるし、電車のつり革だって気にせず握っている。 仕事の机や部屋が散らかっていても、さほどは気にならない。 ところが、一度気になりだしたら最後、仕事を中断してでも片付け始めてしまう。 そして、それまで眠っていた ”神経質” や ”完璧主義” な部分がムクムクと頭をもたげ始め、とことんまで奇麗にしないと気が済まない。

  PC のディスプレイをガラスクリーナーで磨き、キーボードを分解して中に入っているゴミまで徹底的に掃除し、キーのひとつひとつを磨きたくなる。 細かい操作を必要とするため、マウスの反応が少しでも悪くなると、ボールを取り出して、中の部品についている汚れを徹底的に落とす。 ついでにマウスパッドの汚れも落として、完璧な状態にまで仕上げたくなってしまうのである。

  とにかく、やり始めると止まらなくなってしまうので、逆になかなか着手しないということもあるのかも知れない。 しかし、実際には多少の汚れや散らかりは気にならないので、やはり極度の神経質や潔癖症ではないものと思われる。 第一印象では神経質そうに見えるらしいが、男女の隔てなく回し飲みも平気だし、根がズボラなものだから、よく 「第一印象と違う」 と言われたりするのである。

  ただし、自分でも神経が過敏すぎると思っていることがある。 それは食事のときに、白米に色が付くことや、茶碗に色が付くことを極端に嫌うことである。 とにかく味が混ざり合うのが嫌で、取り皿もある程度使って白い部分がなくなると替えたくなってしまうくらいなのだ。 弁当でも味の違うおかず同士が接触していると気分が悪い。 ごはんに漬物を直に乗せてあるなど論外である。

  おかずを米の上に乗せてから口に運ぶこともしない。それは米にそのおかずの色がつくのが嫌だからである。 それが昂じて茶碗に色がつくのも嫌になってしまった。 納豆を食べるときも、口に入れる必要分だけの納豆を米の上に置き、納豆の色が付いた部分の米はすべて食べる。 バランスが崩れて納豆が滑り落ち、茶碗に色が付こうものなら大きく落胆してしまうのである。

  これに関しては、神経質というよりも、子供の頃に受けた心的外傷、つまりトラウマ [ Trauma ] が原因であると自覚している。 以前にも書いたが、今は頑丈な ”おっさん” になっているが、昔は体の弱い青白くヒョロヒョロした子供だった。 食も細く、普通の子供の半分くらいの量しか食べなかったらしい。 そんな子供を心配してのことだとは思うが、母親がかなり強引に食事をさせようとしていた。

  その時に、おかずを米の上に乗せてから口に入れられることを繰り返していたものだから、米は様々な色に染められていく。 そのカラフルでもあり、グロテスクでもある米を口に入れられて、気持ちが悪くなって 「べー」 と吐き出しては、ひどく叱られたりしていた。 あれは小学校に入る前なので 4 〜 5歳の頃だったと思うが、嫌で嫌で泣きながら食事をしていた記憶と、カラフルに染まった米の映像が頭から離れない。

  そんなことが原因で、今でも味が混ざり合うのと、米に色が付くことがどうしても許せなかったりするのだが、丼物やカレー、炊き込みごはんのように最初から色が付いているものまで嫌いなわけではないことだけは、付け加えておかねばなるまい。

2003 / 11 / 16 (日) ¦ 固定リンク


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