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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

誤解 誤解

  どうも自分は誤解されやすいタイプらしい。 過去の雑感に 「視力が良い」 とか 「元不良」 とか 「腹が出ている」 とか 「がさつな人間」 などと書いているにも関わらず、理屈っぽい文書ばかり書いているのが原因なのだろうが、『雑感担当者』 である自分を、とても神経質でメガネをかけ、色白の痩せこけた人物であると想像している人もいるらしい。

  お会いしたことがない人に誤解される分には、「それも仕方なかろう」 と割り切ることができるが、いつも会っている人にでさえ誤解されることが多い。 それを否定したり、訂正したりしないものだから、相手は 「これは間違いない」 と思い込んでしまう。 「言い訳はしない」 などという男らしい意思によるものではなく、単に説明するのが面倒で、「勝手にそう思っているがいい」 と放っておいてしまうのがいけないのだろう。

  小学校 4 年生のころ、数人のグループが川原で焚き火をして遊んでいたことが問題になり、同級生が起立させられ、先生に叱られていた。 「その場には他に誰がいた」 という先生の詰問に対して、なんと彼はこちらを指差した。 その時は、あまりにも驚いてイスから転げ落ちそうになってしまった。 先生は鬼のような顔をして 「お前も立て!」 と言う。

  確かに、”現場” に居合わせたのは事実だが、まったく別のグループで遊んでいて、たまたま川原に行ったときには、すでに焚き火は始まっており、確かに火の側には行ったかもしれないが、そのグループとは合流せずに違う遊びをしていただけなのである。 この年齢になれば、このように順序だてて説明することができるが、4 年生当時は話を組み立てる能力に乏しく、半分は面倒だったので、だまって席を立った。

  先生は 「火遊びをしたのも悪いが、自分から正直に言わなかったのはもっと悪い」 と、さんざん叱られてしまった。 そして、”彼” がなぜ火遊び仲間だと告発したのか分からなくて、立ったまま話を半分しか聞いていなかったところ、先生の怒りの火に油を注ぐ結果となってしまい、「なんだその態度は!」 と激怒され、”彼” は許してもらったにも関わらず、自分は授業が終るまで教室の後ろに立たされたままだった。

  以前の雑感にも書いたが、仕事中は眉間にシワを寄せていることが多いため、「機嫌が悪い」 とか 「怖い人だ」 と何人から思われていたか分からない。 さらに、タバコを吸うのが原因なのか、咳払いをするのがクセになっている。 それが怒り出す前兆であると誤解され、何人かの女子社員は怯えていたと、後になって聞かされたこともある。

  ある日のこと、その女子社員 2 名から相談を持ちかけられた。 なんでも他部署の上司から、自宅での食事に招かれたので行ってみたところ、食後に食器や洗剤で有名な 『○○ウェイ』 の商品の購入を勧められ、それを断ったら上司の奥さんに 「食事までしたくせに」 と脅しとも、嫌味ともいえる言葉を浴びせられたとのことである。 その場は無事に切り抜けたが、購入を勧められ続けているという。

  「これは何とかせねば」 と思ったが、”彼” とは部署こそ違えど同じ役職だった。 本社から離れた場所で部署間がギクシャクするのもどうかと思い、総務部の部長に 「女子社員の名前を出さずに、それとなく注意してもらえませんか」 と依頼した。 部長の注意の仕方が悪かったのか、タイミングが悪かったのか、それは丁度、”彼” が出世した時期と重なってしまい、「嫉妬による中傷」 と誤解されてしまった。

  相談役と呼ばれる長老から、「人の出世を妬んで、悪く言う奴がいるらしい」 とか 「男の嫉妬はみっともない」 とか、直接ではなく間接的に警告までされる。「あの件か」 とすぐにピンときたが、言い訳するのが面倒なのと、女子社員の名前を出したくなかったため、「そうですね〜」 と適当に相づちを打っていたから、きっと 「自分のことと分かっていながら、ふてぶてしい奴」 と思われていたに違いない。

  そんなこんなで、自分は誤解されやすいタイプらしいが、言い訳するのは面倒なので、これからも 「言いたい奴は勝手に言ってろ」 と開き直って生きて行くのだと思う。 ただし、メガネをかけている訳でもなく、痩せているわけでもなく、神経質な外見でもなく、なんとなくポワ〜ンとした、がさつな人間であることだけは、声高に宣言しておこう。

2003 / 11 / 09 (日) ¦ 固定リンク


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