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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

阪神タイガース 阪神タイガース

  ずいぶん前のことのように感じてしまうが、つい先日の 10月 27日 月曜日、日本シリーズはダイエーの優勝で幕を閉じた。これで 2003年のプロ野球は、その全日程を終えたことになる。当日の 『管理人の独り言』 にも書いたが、心から阪神を応援していた人、もちろん阪神の監督、選手、球団関係者は本当に残念だったと思う。阪神日本一を祝う動画を用意していた自分もガックリと肩を落とした一人ではあるが。

  しかし、これも繰り返しになってしまうが、ペナントレースの覇者であるのだから、明日のパレードは胸を張って声援に応えていただきたい。沿道に押し寄せるであろう人々は、セ・リーグの優勝を心から祝い、頑張ってくれたことに感謝しているのだから。野球シーズンが終った今でも、阪神の優勝を祝うテレビ特番が数多く放映され、未だ余韻に浸っている人も多いはずだ。

  明日、予定されているパレードは大変な盛り上がりになるに違いない。御堂筋といえば多くのビルがあるが、そこにオフィスを構える会社は羨ましい。人込みの中からでは、選手や監督が見えるか見えないか分からないが、ビルの窓からであれば、多少は遠くなってしまうものの、確実に見ることができると思うからだ。きっと臨時にオフィスを開ける企業が数多くあるに違いない。

  アメリカやヨーロッパでは、パレードが下を通る時にオフィスの窓から大量の紙吹雪が舞うが、日本であれをやると叱られるのだろうか。法律や市の条令など、何かの違反になってしまうかもしれないが、日本では、ましてや大阪では約 20年に一度しかない 『お祭り』 なのだから、可能であれば見逃していただきたいものである。壮大な感じすらしてしまう紙吹雪を見てみたいと、今は真剣に思ったりしている。

  今年のプロ野球が開幕してから、『管理人の独り言』 で何度も話題として取り上げ、阪神の戦いぶりに一喜一憂してきたが、阪神ファンになったのかと問われた場合、純粋に 「なりました」 とは応えられない。この雑感に何度も何度も書いているとおり、芸能人でもなんでも、特定の人やグループに入れ込むということがないのである。今年は阪神を応援したが、来年も応援するかは分からない。

  いったい自分の心理はどういうものなのだろうと考えていたとき、「今年の阪神ファンの中には、阪神ファンのファンがいる」 という話を聞いた。その時、目からウロコがゴソゴソと音を立てて剥がれ落ち、自分もまったくそれに当てはまることに気付いた。そう、自分が応援していたのは、純粋な阪神ファンが狂喜乱舞し、喜ぶ姿を見るのが楽しかったからなのだ。

  テレビ中継を見ていても、阪神ファンの掲げるカードは他球団のものより楽しい。七回の攻撃前に空に舞う風船が美しい。阪神が勝利したら 『六甲おろし』 を合唱し、勝利の余韻に浸って、いつまでも帰ろうとしない人たちがいじらしい。会社の行き帰りにスポーツ新聞を嬉しそうに読んでいる人が微笑ましい。どう考えても優勝が確実となったときでも、勝ち慣れていないファンが 「まだまだ」 と言っている姿も可愛い。

  道頓堀に飛び込んだり、街中で暴れたり、いくら阪神が好きでも段取りが気に入らないというだけで、球団関係者を脅したりするバカは論外として、阪神ファン歴 ○十年や、多少のことは犠牲にしても阪神を応援しているという生粋のファンを見ていると、勝って喜ぶ姿を見たくなってしまう。そういう人たちが喜ぶ姿を見たいがため、阪神の勝利、優勝、日本一を願っていたような気がする。

  残念ながら、星野監督の勇退が発表され、コーチ陣などスタッフも大幅に入れ替わってしまう。FA 権を獲得した選手の動向も気になるところだ。今年の戦力をそのまま来年に引き継ぐことは不可能であろう。岡田氏の監督しての適正は未知数である。来期も今年と同じように ”強い阪神” でいられるかということに関しては、疑問符の方が大きいような気がしている。

  それでも、阪神ファンがいるかぎり、その喜ぶ姿を見て、そのパワーの分け前をあずかりたくて、来期も陰ながら応援しているような気がしたりしているのであった。

2003 / 11 / 02 (日) ¦ 固定リンク


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