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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

春の陽気 春の陽気

  春の陽気に誘われて例年よりも早く桜は咲き乱れ、動物や昆虫も活発になり、景気は上向き、阪神タイガースは快進撃を続けている。なんだか支離滅裂な文書になってしまったが、いろいろなものが動き出しているのが実感できる春なのである。

  ニュースなどですっかりお馴染みになっているが、桜の開花は各地で記録を塗り替えている。例年より一週間も二週間も早く咲き始めて満開になってしまったため、花見の予定がすっかり狂ってしまった人も大勢いるのだろう。二週間くらい前のニュースでは場所取りをしている男性社員がインタビューを受けて「年度末のくそ忙しい時に迷惑な話だ」と応えていたのには笑ってしまった。

  毎年恒例になっている造幣局の ”桜の通り抜け”は 4月12日(金)〜18日(木)までということだが、その時期に桜は咲いているのだろうか?TVでも「門を開くだけなのだから期間を早めたら良い」と言っていたが、交通整理や警備の予定、造幣博物館の閉館予定、旅行代理店が企画しているツアーなど様々な要因が絡んでいるために難しいのであろう。

  開花時期はズレてしまったが、今年は久々に桜を間近で見ることができた。当然のことながら桜は毎年花を咲かせるわけだが、いつもは会社の行き帰りに 「あ〜今年も咲いたな〜」 と見ている程度で、木に近寄ってまで花を見ることがなかったのだが、先週の日曜日、ポカポカと天気も良かったので散歩がてらに近所の公園まで行ってみた。

  それほど沢山の木があるわけではないが、満開を向かえた花が木の枝で場所を争うように咲いている。木の真下に立つと天井一面がピンク色で本当に綺麗だった。桜の開花を喜び、花を愛でて春を感じるなんぞ 「完璧な ”おっさん” になってしまったんだな〜」と思う部分もあるが、寒い冬が終わり、植物も活動を開始したことが実感できたりするのは楽しい気分になるし、桜を見るのはやはり風情があって良いものである。

  桜は例年だと入学シーズンの花だが、今年は卒業シーズンの花になってしまった。先月の中旬から下旬にかけては大阪駅で ”それらしい出で立ち”の女の子を何人も見かけた。詳しくないので正確な名前はわからないが ”はかま” を身に着けた ”例”の姿である。卒業式を昔ながらの衣装に身を包み静粛な気持ちで・・・というのではなく、単なるファッションとして着ているらしい。人目を気にしながら 「どぉ?私ってカッコイイでしょ?」とでも言うようにツンとすまして歩いていた。

  今月に入ってからは真新しいスーツに身を包んだ新入社員が団体で歩いている。男の子も女の子も先月までは髪を金色に染め、自由を謳歌していたものと思われるが、今は髪を黒に戻して大人しく団体行動している。きっと研修を受けるのであろうが、みんなが紺色のスーツを着て緊張した面持ちである。中にはスーツに着られていて、まるで七五三のような子もいる。これが半年もするとスーツを着こなした社会人になっていくのであろう。それらを見ても春になって会社組織も活性化してきたことを実感できる。

  春とは無関係だが、政治経済もいろいろと動き出している。すっかりお馴染みになった政治問題は各党、暴露合戦の様相を呈してきたが、これは政治腐敗が進んでいる負の連鎖ではなく、腐敗しきった政治に浄化作用が働いてきたと考えれば良いことである。いっそのこと、見ていて気分の悪くなるような族議員や私利私欲のかたまりような政治家は全員辞職してもらえないだろうか?

  ずっと続いていた不況という名のトンネルにも、ようやく出口が見えはじめたようである。各マスコミ、エコノミスト、日銀などが揃って 「景気は底を打った」 と発表している。それが事実だとすれば喜ばしいことであるが、過去にも 「底を打った」 と言っておきながら更に景気が悪化して 「底割れした」 などと表現することが何度もあった。「いったい底が何個あるんだ!」 と言いたくなってしまったほどである。今回の景気回復の予兆が本物であり、経済が活性化してお金が動き出すのであれば、それはそれで良いことである。

  景気回復といえば、関西にも明るい話題が多い。USJはテーマパークの中で最速で入場者 1,000万人を突破したとのことだ。開園当初は広告戦略のミスがあったのか全国的な認知度が低かったり、休日の入場制限が平日も同様だと錯覚させて当日券がさっぱり売れなかったりと、ずいぶんと混乱もあったが今では連日多くの人が詰めかけている。海外旅行が敬遠されたこともあって修学旅行でも多くの学校が大阪を選んでくれた。

  さらに明るい話題と言えば阪神タイガースの快進撃だ。開幕 7連勝という記録は昭和 13年以来の出来事らしい。阪神ファンはすでに優勝したような騒ぎである。すでに何人かが道頓堀の川に飛び込んでいる。それだけ熱狂的なファンが多いということなのだろう。なんでも阪神が優勝することによる経済効果は最低でも 1,000億円なのだそうだ。低迷の度合いが激しい関西も USJ効果、阪神効果で今年中に復活するかもしれない。

  USJ開園当初に予想されていた経済効果は 2,770億円だったが、その予想を遥かに上回り、大阪府だけで 5,211億円、近畿圏では 6,200億円、全国では 7,952億円に達すると言われている。これによって 2001年度の近畿圏の GDPを 0.4%押し上げたことになるらしい。これに阪神優勝の 1,000億円が加わると、さらに GDPが押し上げられるわけだから、景気回復も夢ではなくなるかもしれない。

  話によると、この春の陽気に誘われて渡り鳥も例年より早く飛来したらしい。いつもより速く飛ばなくちゃいけなかったので、鳥たちもお疲れだろう。熊も例年より早く冬眠から覚めたらしい。いつもより睡眠時間が短かく寝不足なので機嫌が悪いのかもしれない。

  ゴチャゴチャと書いてきたが、とりあえずは春である。植物も動物も経済も活発に動き始めてきた春なのである。

2002 / 04 / 07 (日) ¦ 固定リンク


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