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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

人体の不思議 人体の不思議

  何年ぶりかでひどい風邪をひいてしまった。02/05(火)くらいに 「のどが痛いな〜」とは思っていたのだが、うがいをするとかの予防を怠ってしまったため、完璧な風邪へと進展しまったようだ。2〜3日間はそれほど症状が悪化することもなかったのだが、先週の雑感を書き終えた(02/09(土))ころから背中がゾクゾクしてきた。

  そして翌 02/10(日)にはついに発熱である。以前見たテレビでは「必要があって熱が出ているのだから無理に薬を飲んで下げないほうがよろしい」と言っていたのを思い出し、さらには翌日(02/11)も祭日だったこともあって ”薬を飲まずに寝ている作戦”を遂行することにした。幸いに微熱程度(37.4℃)だったので布団に入って汗を出せば下がるだろうとふんだわけだ。

  ところが熱は下がるどころか上昇を続け、夜には 38℃を突破してしまったのである。それでも 「今、体は風邪のウィルスと戦っているんだ」と自分自身を勇気づけながら布団の中でじっとしていた。ウィルスと戦い、少しずつでも優勢になっているのであれば喜ばしいのだが、のどの痛みは増してくるし咳もひどくなってくる。

  しかし、今ここで薬を飲むよりも 「発熱によって風邪のウィルスを撃退するのだ」と頑張っていた。考えてみると人間の体は不思議なものである。「発熱は病気を治すシステムを活発にするために起こる」とのことであり、体温が上昇すると免疫細胞が活発に活動して外敵(ウィルス)と戦ってくれる。解熱剤などを服用して熱を下げてしまうと、免疫細胞の活動が低下してしまうらしいのである。

  もう一つ不思議なのは ”寝られる”という事実だ。何度もこの雑感で触れているとおり、普段は寝つきも悪く眠りも浅い。ちょっとした物音でも目が覚めてしまうし、昼寝などすると夜眠れないことが多い。ところが風邪をひくと体温が高いこともあってか、いくらでも眠ることができる。時々目は覚めるのだが、断続的にではあってもずーっと寝ていることができるのである。

  ますます 「人間の体はよくできているな〜」と感心してしまった。しかし、熱は一向に下がる気配がないし、咳もひどくなってくる。おまけに食事の時間になっても空腹感がない。栄養の補給も大切と考え頑張って食べようとするのだが、なかなか ”のど” を通らないのである。食事もそこそこにして 「明日も休みだから」 と自分に言い聞かせながら、じっと”良い子” にして布団に入っていた。

  とうとう最後の休日(02/11(月))である。昼間おとなしくしていて夜になっても熱が下がらないようであれば市販の薬を飲むことにする。昨日あれだけ寝たのに布団に入っているとすぐにウトウトする。「人間その気になれば、いくらでも眠れるものだなぁ」などと呑気なことを考えながら、目が覚めては水分を補給し、水分を補給してはまた寝ることを繰り返していた。

  いつもより少量の夕食を済ませ、熱を測ってみると 38.4℃とまだ高い。これはもう薬に頼るしかないと判断し、規定数量を服用して布団にもぐり込んだ。2日間も安静にしていて無理に熱を下げることもせずにウィルスと戦ったのだから 「目が覚めたら治っているに違いない」と信じつつ眠りにつき、そして、運命の夜は明けた!・・・それほど大げさなものではないが、治っていてほしかったのは事実なのである。

  02/12(火)の朝、期待は見事に裏切られて咳がひどくなっている。熱こそ 37.4℃まで下がったのだが、鼻水をともなった三重苦。食欲不振の四重苦になっている。これはダメだと観念して仕事を休むことにした。かぜ薬の CMには熱があっても出勤する立派なサラリーマンが登場するが、あれはそこそこの規模の会社の話である。100人も社員がいれば他の人に風邪をうつしても数十%の戦力ダウンで済むだろうが、吹けば飛ぶような会社では全滅につながりかねないのである。

  午前中に病院に行って今日も一日安静にしていることにしたのだが、3連休後だったために病院はじーさん、ばーさんで溢れ返っている。結局は診察まで 2時間も待つハメになってしまい、余計に疲れてしまった。それでも ”元気なるらしい注射”をしてもらい、薬も出してもらったので明日は仕事に行けるに違いない。夜までに熱も下がってきた。

  次の日(02/13(水))の朝、妙に体が重い。熱はなさそうなのでスーツに着替えて出勤の準備をしていたのだが、ひどい吐き気がする。「どうしたんだろう?」と念のため熱を測ると、なんと平熱を通り越して体温が 35.1℃まで下がっている。「な、な、な、なんだ!?」と驚いてしまったが、吐き気に加えてめまいもしている。結局はさらに 1日会社を休むことになってしまった。

  悪いことは重なるもので、その日に今度は”お買物日記”担当者が発熱してしまい、二人そろって布団の中で「うーん」と唸るハメになってしまった。さすがに翌日(02/14(木))には平熱になり、無事に出勤することができた。会社では 「ひどい目にあった〜」などと話し、いつも通りに仕事をしていたのであるが、夕方くらいから体調が悪くなってきたのである。

  早めに帰宅して熱を測ったら 37℃台に復活している。「あっちゃ〜」な感じであるが、とにかく病院の薬を飲み、おとなしくしているしかない。そして、実際におとなしくしていたのだが、翌朝(02/15(金))になっても熱は下がらず、結局は仕事を休むことになってしまった。

  そんなこんなで一週間のほとんどを寝込んで過ごしてしまったわけで、今回の風邪には本当に参ってしまった。今はなんとか回復したが少し咳が残っている。病気の治りが遅いのは ”年齢”のせいかもしれないと少し弱気になったりしているのである。

2002 / 02 / 17 (日) ¦ 固定リンク


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