昨日、今日の二日間はまだマシだったが、ここのところ暑い日が続いている。雨降りは嫌いだが、梅雨はどこに行ってしまったのだろうか?と思うくらいの日々が続いている。この夏は水不足と農作物への影響を本気で心配しておいた方が賢明なのかもしれない。
数回前の雑感でも触れたが、基本的に暑さは苦手なのである。以前は気温は高くても湿度は低いという、カリフォルニアのような気候で生活していたため、とくに湿度が高いと心身ともに受けるダメージが大きい。
この雑感もネタさがしに苦労するわけだが、元々頭が良くないのに加え、この暑さで脳の一部が溶け出しているらしく、なかなか「これは!」と思えるようなネタが思いつかない。
ベタな内容で申し訳ないが、暑い時期には食欲が落ちる。そこで、食について考えてみることにした。
お買物日記担当者に「何が食べたい?」と訊かれても、頭の中には「そーめん」「そば」「冷麺」「冷し中華」などといった冷たい麺類しか出てこない。これから先、3か月位近くは”暑い日”が続くわけなので、いくら麺好きといっても毎日メンだけを食しているわけにもいかない。分かってはいるのだが、食べたいものが思いつかないのである。
不思議なことに、味噌汁にさえも拒絶反応を示すようになってしまった。味噌の風味を想像するだけで「まいった」と思ってしまうのだ。単なるワガママではなく、お買物日記担当者も賛同してくれるので、敵対関係に発展せずにすんでいるが、なぜ二人そろって”味噌”を受けつけないのかは謎である。
大豆が体に良いことは承知しているので、代替品として「納豆」や「豆腐」を多く摂取しているのであるが、それにも限界があるので「他の代用品はなんぞや?」と協議した結果、同じ味噌汁の分野でも「赤ダシなら」という結論に達して実験してみたところ、抵抗感なく受け入れることができた。
それ以外にも体が受け付ける”食材”や”料理”が共通しているので、とりあえずは同じ物を食して満足しているのである。この時期だけではなく、いつも共通している点がほかにもある。それは”化学の味”が苦手ということだ。
先にふれた”味噌”も、量産品は化学の味がするのでパスしている。既製品の”漬物”も製品によっては化学の味が濃くて食べられないものがある。レトルトの”カレー”も同様で、口に入れた瞬間に「ダメだ」と思うものが多い。人には「贅沢」と言われることもあるが、体が受け付けないのである。
しかし、不思議なことに”麺類”だけは化学のカタマリであるインスタントであろうと何だろうと抵抗感なく「おいしい!」と言って食している。そう考えると、何を基準として化学の味であるか否かを区別しているのか自分でも判断がつかず説明するのが難しいのである。
夏バテとは大きく話題がそれてしまったが、それもこれも、食べたいものが「思いつかない!」という事に起因しているのだと思う。
どんなに暑くても、どんなに湿度が高くてもモリモリと食べられる”食材”や”料理”がないものかと溶けた脳で考えている今日このごろである。