可能な限り一週間に一度の割でこの雑感を更新している。自分でも「よくネタが続くな〜」と思っていたが、さすがに話題に取り上げるネタを探すのに苦労するようになってきた。
そこで頼りになるのが、この拙い文書を読んでいただいた方々の感想や意見である。
「
嗚呼日本人(01/01/20)」は「いろいろと問題も多いが日本人も捨てたものではない」という趣旨の雑感だった。阪神・淡路大震災が発生し、すべての機能が麻痺した中でも”略奪”や”暴動”が起こらなかったことを喜ばしく思ったことを書き綴ったものだ。
この雑感に対して遠隔地(アメリカ)から、1994年1月17日(阪神・淡路大震災とまったく同じ月日(ただし年は異なる))に発生した「ノースリッジ大地震(ロサンゼルス市)」で日本人がとった行動の報告があった。
被災地に観光バスで乗りつけ、記念写真の撮影。日本の報道関係者が大挙として現地を訪れたため交通量が増大し、赤十字や軍の車両が目的地に到着できないなど、数々のトラブルを引き起こしたとの事だった。
そのような恥ずかしい姿が現地(アメリカ)のニュースで取り上げられ、地震から 10日以上が経過したのち、領事館から各旅行社に厳重注意のお達しがでたらしい。
そのようなツアーを企画する旅行代理店もどうかと思うが、それに嬉々として参加する日本人もバカ丸出しとしか言いようがない。現地の方々に申し訳ないと思うと同時に、そのような行為に対して顔から火が出るほど恥ずかしい思いがした。
「
漢字(01/06/03)」は各メディアで使われる単語に「ひらがな表記が目立つ」という内容だったのだが、ある方から回答が寄せられた。
それによると「紙面全体の表記を統一して、新聞を読みやすくすると同時に、他の新聞との間にも、できるだけ表記の不統一を避けようとする」ことを目的とした、「スタイルハンドブック」という辞書みたいなものが存在し、それを基に新聞記事が執筆されるので全紙同様の表記になるのであろうと教えていただいたのである。
ほろ酔い気分で書いている単なる個人的な意見(雑感)であるがため、真剣に感想や意見をいただくと「こんなことではいけない!」「もっと真面目に取り組まねば!」などと反省するのだが、もともと”お気楽”な性格であるため、次の週には勝手気ままな文書を書くことになってしまう。
とくに意見とか助言ではなくても「読んでいます」などという e-mailをいただくこともある。そのたびに「恥ずかしい」「どうしよう」「もっと真面目に」という言葉が頭の中をグルグルと回るのだが、WWWとして公開しているからには読んでいただくのは”必然”であり、感想や意見をもらえるのは「ありがたいこと」だと受け止めている。
少し前まではネット上でのコミュニケーションを否定的に感じていた。”メル友”などは「なんて希薄な関係なのだろう」と思っていた。mailを受信したら短時間で返信しなければならないという義務感で成り立っている関係は本当の”友”ではないと・・・・。
基本的に考え方は変わっていないが、ネット上で成立するコミュニケーションが存在するのも事実なのだということに改めて気が付いた。
お互いの所在地、性別、外見など関係なく、自由に意見を交換できる場所、空間を提供してくれるネットの世界のコミュニケーションも擬似的ではあるが「否定すべきものではない」と再認識しているところなのである。
これからも勝手気ままに書かれるであろう「雑感」だが、疑問に対する回答、間違った意見に対する反論などを寄せていただければ、これ以上の喜びはないと感じつつ、今日も来週の雑感ネタを必死に探しているのである。