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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

小泉人気 小泉人気

 この雑感で政治関連を取り上げるのはいかがなものかと思い、今まではあえて避けてきたが、ここまで世の中の関心を集めているのであれば雑感のネタとしても通用するのではないかと思う。

 とにかく TV、新聞、雑誌などで政治の話題が大きく取り上げられている。NHKの国会中継の視聴率も上昇し、「中継時間を延長してほしい」という意見まで寄せられているそうだ。突発的な事件や事故を除くと日本人の関心は”ベースボール”と”政治”に集中している。

 ちょっとした事情で個人的には以前から政治に関心があったので今のように露出度が高くなったことは喜ばしく思っている。総裁になる前から小泉さんにも興味があった。総裁選の時も圧倒的に橋本元総理が優勢と伝えられる中、小泉さんがいいな〜と思っていた。特別に応援しているわけでもなかったのが、自民党の中では”まだマシ”な人物だと思っていたのである。

 直前までは「自民党はもうイヤだ!」と考えていた。旧態依然とした体質に加えて派閥の論理や既得権益がモロに出ていて「このままでは良い世の中になるはずがない!」と考え、次の選挙では違う党の政治家に投票しようとまで思っていた。革新的な政策を掲げていた民主党に興味が移っていたことと、森政権にはホトホト愛想が尽きていたこともあり、体内では自民党離れが進行していたのである。

 そこに森首相退陣があり、総裁選が持ち上がり、小泉さんの立候補があった。そして、心の中で願っていたとおり、小泉さんが総裁に選ばれた。くり返しになるが”自民党の中ではマシ”程度に思っていた小泉さんであるが、「改革」をスローガンとする姿勢や「なにがなんでもやりとげる」という意気込みが「もう一度だけ期待してみよう」という気にさせてくれた。

 今のところは高い支持率を維持したまま改革路線を突っ走っている小泉内閣であるが、以前の雑感でも触れたとおりに日本人は全体が一方に向う性質があるようなので、政策が失敗したときの反動が大きいのではないかとマスコミは伝えている。

 確かにそういう心配もあるとは思うのだが、少々のつまづき程度で以前の森政権のように支持率が一桁になってしまうことはないと予想している。仮に政策が失敗し、更なる景気後退や金融不安がおこったとしても、自民党内で他に首相にふさわしい人物がいるかと考えると誰もいないように思う。

 では、他の党では?と考えてみると、ちょっと期待していた民主党も今となっては”革新的”とは思えない。小泉政権に対する批判のしかたを見ていると、むしろ古くさえ思ってしまう。それ以外の党も「いまいち」で政治を任せる気にはなれない。したがって、小泉人気が下降線をたどったとしても最低 30%程度で落ち着いてしまうのではないだろうかという気がしている。

 最近の報道を見ているとメディアも野党も小泉政権の改革のスピードについていけていないと感じる。今月末にも提出される「骨太の方針」に関して「こういう路線になりますよ」というアナウンスがあった。それに対してメディアも野党も地方議員も過剰な反応を示している。

 道路特定財源の見直しに対しては「うちの県には道路が必要なんです」と陳情にまで出かけた議員もいる。誰も道路建設をやめるとは言っていないし、必要な公共事業は続けると言っているのにである。単にムダな公共事業を見直し、道路建設に関しても訳のわからない中間業者(マージン)を排除するなど、税金の無駄遣いを見直そうとし、ムダな税金を使わない。節約する。という方針のどこに反対の余地があるのだろう。

 財政緊縮は景気の悪化に繋がるという報道も多く目にするが、ムダを省いて必要な事業に投資すると言っており、縮小するとは誰も言っていないのにどうしてそのような報道になってしまうのだろうと感じている。

 それらはマスコミ、野党、地方議員とも今までの政治になれてしまっており、改革のスピードについて行けていないのだと思う。今までは密室で物事が決定し、その結果だけを知らされていた。それに対しては反対意見もあって当然だと思うが、今回のように事前にアナウンスされた内容にヒステリックに反応するのはいかがなものか。もう少しこうしましょうとか、これを追加しましょうとか前向きな意見があり、それを取り入れてこそ民主主義だと思うのだが・・・。

 小泉内閣が実施している開かれた議論に誰もついて行けていない。それを理解し、支持しているのは一般国民だけなのではないだろうか。そういうことからも、当分の間は小泉人気が続くに違いないと考え、長期政権になるかもしれないと想像しているのである。

2001 / 06 / 10 (日) ¦ 固定リンク


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