喫煙者 喫煙者
最近は喫煙者に対する風当たりが強い。公共の場はもちろん、飲食店でも喫煙できる席が少なくなってきている。
自分では「マナーの良い喫煙者」のつもりでいる。禁煙とされている場所では絶対に吸わないし、道路をくわえタバコで歩く事もしていない。いざという時のために携帯用の吸殻入れも持ち歩いているからポイ捨てもしていない。
たしかに喫煙者の中にはマナーの悪い人もいる。駅のホームで吸っていたり、ホテルのロビーをくわえタバコで歩いたり。靴を履いたまま歩ける場所はすべて外と同じと思っているようだ。そのせいで、ますます喫煙者の立場が悪くなっていることに自分で気が付かないのだろうか。
タバコを吸わない人にとって煙が迷惑だったり、ニオイが不快感を与えたりしているのは分かっているので、とくに食事の席での喫煙は同席者に気を使う。自分が吸わなくても周りの煙だけで健康を害すると云われているので嫌煙者と隔離されても仕方ないとも思っている。
そんな事なら禁煙すれば良いと言われそうだが、喫煙を始めてから今までの間、一度たりともやめようと思った事がない。それどころか「やめるもんか」とさえ思っている。人からは意志が弱いから禁煙できないのだろうと言われるが、絶対にやめない!という意志が強いのである。
実際にやめる自信がないのも事実ではあるが・・・。国内を移動する乗り物程度なら長くても 3時間位なので平気だが、アメリカまでの 10時間は辛いものがあった。行きはフライト時間の関係から多くの時間を寝て過ごしたので問題なかったが、帰りの飛行機は地獄だった。なるべく寝ていようと思ったのだが、人間寝てばかりはいられないようで、我慢している時間がとても長かったのである。
飛行機や飲食店などが禁煙なのはかまわないが、JRまで禁煙席が多くなっているのは腹立たしい。タバコの税金を過去の国鉄時代の借金返済に充てているくせに、喫煙者に対する仕打ちがひどいように思う。我々”お客さん”に断りもなく値上げする JT や、勝手に税金を高くする国ににも腹が立つ。やはり喫煙者はいなくなった方が良いと思っているのだろうか。
日本での喫煙者の割合が年々下降傾向にあり、これからも益々”カタミ”が狭くなっていくのだろうが、今のところ「絶対にやめない」という意志は強いので最後の一人になるまで吸いつづけてやろうと考えているのである。
2000 / 11 / 19 (日) ¦ 固定リンク