自分解体新書 - 26 -

自分解体新書 ~目次~

■ 頭

ここのところ、珍しく頭痛が頻発している。

ひどい肩こりをしていたころは何度か頭痛になったが、それでも数年に一度という程度だった。

そして、我流の柔軟体操をするようになってからは重い肩こりから解放され、それ以降は頭痛などとは縁がなくなっていた。

ところが、最近になって立て続けに頭痛を発症している。

多くは買い物の途中、側頭部から後頭部にかけて締め付けられるような痛みに襲われるのだが、もしかすると急に寒くなったこともあり、外気温と暖かすぎる北海道の建物内の温度差が大きいため血管拡張剤が発生しているのではないかと思ったのだが、去年まではこんなこともなかったのでやはり体に何らかの変化があるのだろうか。

そして先週末、起床すると右目奥から後頭部にかけて鈍痛があり、すぐに治ると思っていたが痛みは夜まで続いた。

そんな時に飲酒などどうかとも思ったが、アルコールでマヒして頭痛も気にならなくなるのではないかと、いつも通りに酒を呑んでいるといつしか痛みは気にならなくなり、翌日には治っていたので荒療治が効いたということだろうか。

不整脈が原因で血栓が脳で詰まるリスクを指摘されている身なので、あまりにも頭痛が頻発するようなら病院で診てもらおうかと思っているが、もし血栓が脳に飛んだのなら頭痛どころの騒ぎではないだろうから、きっと無関係だと言われるだろう。

■ 爪

左手親指の爪が割れた。

ひどい割れ方ではないものの、微妙に欠けていて繊維などに引っかかるのが困りものだ。

軽く引っかける程度なら問題ないが、強めに引っかけてしまうとさらに欠けた部分が大きくなってひび割れも深く大きくなってくる。

それがどんどん広がって、伸びている部分より深くなってきた。

少しでも爪の補強になればと水性絆創膏を塗ってみたがすぐに剥がれてしまう。

仕方がないので普通の絆創膏、サージカルテープを貼り、ハサミで爪の形に切っていたところ、『お買い物日記』 担当者が
「マニキュアを塗るとイイんだよ」
というので、使わせてほしいと頼むと
「ところが持ってないの」
と言われてしまった。

今のところは早く爪が伸びて、ひび割れている部分がなくなってほしいと願っているが、寒くなって圧倒的に伸びが遅くなっている。

毎年のことだが、暖かい時期と比較して 2/3くらいしか伸びないのではないだろうか。

気のせいかもしれないと調べてみると、やはり現実として冬は遅いらしい。

理由は単純、

  1. 気温が高いと新陳代謝も高く、爪や、髪などの部分も早く生まれ変わる(冬は逆)。
  2. 冬は摂取した栄養の多くが体温を維持するために使われるため、爪や髪まで栄養がまわらない。
  3. 爪や髪にも水分は必要だが冬場は乾燥しているので発育が遅れる。

ということだった。

このひび割れがなくなるのはいつのことだろう。

■ すね毛

毛が濃い方ではないが、男なのでそれなりに体毛はある。

すね毛だってあったはずなのに、肝心のすねの部分の毛がなくなってツルンとしている。

自分のすねなどマジマジと見たことなどないので気づかなかったのだが、綺麗さっぱりと毛がなくなり、ツルンツルンのすねになっていることが最近になって判明した。

若いころは間違いなくすね毛があり、手のひらでグリグリしてアリンコを作ったりして遊んだし、シャワーを浴びた際に体をつたって流れる湯に沿って毛も蛇行する様を観察していたことだってある。

ところがである、そのあるはずの物がなくなってしまったのである。

『お買い物日記』 担当者に
「俺のすね毛知らない?」
と聞いてみたが、そんなものを知っているはずがない。

そして、マジマジと見てみると無くなっているのは見事にすね毛だけであり、横からふくらはぎにかけては普通に毛が生えている。

毎日正座しているとか、意味もなく正座したままズリズリと移動しているのなら擦り切れて無くなるかもしれないが、パソコンに向かっている間はイスに座り、テレビを見るときはゴロゴロしているのだから足のすねを酷使したことはない。

あれだけあったすね毛はどこに行ってしまったのだろう。