通信環境

Wi-Fi機器の活用で我が家の通信環境が満足のいく状態に整った。

初めから携帯電話会社のパケット通信、いわゆるインターネット、e-mail送受信するための回線は使っておらず、NTTからレンタルしていた機器で Wi-Fi接続してネットを利用していたのだが、それを大幅に見なおして再構築したのである。

パケット通信していなかったのは、単純に外出しないからだ。

お客さんとの打ち合わせ以外は家で仕事をしているし、客先でネットを使うことも極めて少なく、必要に迫られて使わざるを得ないことなど数年に一度のことである。

年に何度か 『お買い物日記』 担当者が札幌の病院に行き、年に一度は帰省のため二人で家を離れるが、その際には携帯用の Wi-Fiルーターを持って出るようにしていた。

その Wi-Fiルーターは複数の機器を接続することができ、いくら使っても上限が 6,000円程度だったので、携帯電話会社の料金プランにそれぞれが加入し、それぞれが 6,000円、二人で 12,000円も支払うよりずっと安い。

おまけにその機器はパケット通信しなければ 0円というプランだったので、必要な月、つまり病院に行く月や帰省する月だけ料金を支払えば良かったのである。

普通に使う半分以下の料金でネットを利用できていたのだから、それで十分と言えば十分だったのだが、その環境には一つだけ欠点があった。

二人で外出するのであれば問題ないのだが、どちらか一方が外出する際には Wi-Fi接続機器を持ちだしてしまうため、家に残ったもう一方はネット接続できなくなってしまう。

もちろん有線でパソコンはネットに繋がっているので大きな問題ではないのだが、最近はちょっとした調べ物をするのはスマホ、音楽を流しているのはタブレットと、Wi-Fi機器を多用しているためネットが使えないと若干の不便を感じてしまうようになった。

さらには外でもスマホでネット利用したいシーンが増えてきたので、それを実現しようとすると毎月 6,000円の費用が発生してしまう。

だとすれば、どうしたら最低の金額で快適なネット利用が可能かを検討した結果から、今回の見直しに至った訳である。

まずは外出の際に持ち出す携帯用 Wi-Fiルーターを最新の機種に変更し、3G回線の契約だったものを 4G、LTE、3Gの全対応型にして契約も使わない月は 0円というのを諦めて月額 3,696円で使い放題のものに変更した。

そして、それを持ちだしても家の中で Wi-Fiが使えるように 3,000円弱の小さなオモチャみないな機器を購入して使ってみたところ、何の問題もなく使えているのでそれで十分だ。

その機器は有線の LANケーブルのコネクタに取り付ければ Wi-Fiの電波に変換してくれるものなので、導入に当って新たな通信費は発生しない。

つまり、購入するための 3,000円弱の初期費用だけで Wi-Fiが使い放題になるという実に便利なもので、設定も実に簡単、プチ、プチっとケーブルを繋いで電源を入れ、スマホ側で電波を拾ってパスワードを入力するだけでネット接続することができた。

これでどちらか一方が外出しても屋外と屋内の双方でネット利用が可能なので、Skype や LINE で音声通信も文字データのやりとりもすることができる。

普通ならば携帯電話会社の料金プランを利用し、二人で月額 12,000円位上の出費になってしまうところを 4,000円以下で収めることができたのは素晴らしいと自負しているところだ。

つい先日も仕事の用事で 3時間ほど一人で外出してきたが、家にいた 『お買い物日記』 担当者も含めて互いにネット利用することができて便利さを実感している。

ただし、これでよりネット依存度が高まってしまったのは否定できないが・・・。