年末年始食事情

毎年のように同じことを繰り返しているのだが、今回の年末年始も腹が割れるかと思うくらいに飲んで食べた。 それでも少しは学習機能が働き、作る料理の量を減らしたので、動けなくなるくらい腹に詰め込むようなことはしなかったが、それでも腹十一分目になるまで食べたのは事実だ。

以前の雑感にも書いたが、出されたものは残さず食べるという教育を受けてきた。 「難民の子は食べたくても食べられないんだから残さず食べなさい」 などと良く言われ、心の中では 「難民の子だって腹一杯になったら残すわい」 と毒づいたりしていたが、その教育はしっかりと身についてしまっているようで、どんなに腹がきつくても食べきってしまうのである。

上と同じ雑感にも書いていることだが、我家では御節の大半を手作りにしているので、年末の仕込みは大仕事になってしまう。 29日から下準備を始め、30日には日持ちする料理を作り始める。 今年は 『お買物日記』 担当者が食べきれなかった栗を甘露煮にしてあったので、12月 29日に開封してみたところ何も問題なく、それで栗きんとんを作ることになった。

年末には親類から海産物が送られてくるので、それも御節として食べる。 近所のおじいちゃんが育てた立派な大根も毎年いただくので、なますやら雑煮やらに使わせていただいている。 2-3年前から知り合いの方が自身でついた餅をくださるので、今年は既製品の餅を買うのをやめた。 果物は義兄が送ってくれたオレンジがあるし、知り合いの方からミカンもいただいたので買う必要がない。

こうしてみると、主要食材の多くを頂き物で補っている我家は、正月用の買出しといっても年に一度の卵とか、正月らしいカマボコなど、限定されたものだけになる。 ニンジンだの竹の子だのは普段から使うものなので特別な気合いを入れて購入するものではない。 ありがたいことに、親類や知り合いの方のご好意で成り立っている正月なのである。

そして 31日は朝から気合を入れて調理にとりかかる。 何度も書いているが、過去に厨房でのバイト経験がある自分は、御節料理を作る戦力としてしっかり組み込まれているので、ひたすらに材料を切り刻む。 立ちっ放しでヒザがガクガクしてくるが、作業の手を休める訳にはいかない。 そんな調子で、いつも 19:00 までには全ての料理が出来上がる。

普通の家庭であれば、そこで 「お疲れさん」 となり、ゆっくり紅白でも観ながら 『年越しそば』 を食べて終わるのだろうが、我家には出来上がった料理を目の前にして翌日まで我慢する精神力の持ち主がおらず、大晦日の夜から食べ始めてしまう。 19:00 から食べ始め、すでに腹に隙間がないくらいになっているのに、年を越す前に蕎麦を流し込む。

毎年が同じことの繰り返しなので、四日分の御節料理と三日分の雑煮の準備をしておく。 あとは、ただひたすらに飲んだり食べたりして大晦日の夜と正月三箇日を過ごす。 それも冒頭に書いたように、腹一杯を通り越して腹十六杯まで食べるのでコロコロに太りそうなものだが、炭水化物の摂取量が少ないからか、気にするほど体重は増えないようだ。

年齢とともに品数は同じでも作る量は少なくしているが、今年の大晦日から来年の正月も 「おいしい、おいしい」 と自画自賛モード全開で食べまくる年末年始になるのだろう。