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2000年12月31日

20世紀の終わりにて 20世紀の終わりにて

 もうすでに聞きあきた言葉になってしまうが、20世紀も終わりである。この雑感が今年、ミレニアム、20世紀いずれにしても最後となる。

 20世紀をふりかえるには、あまりにも若輩すぎる。なにせ 20世紀の終わりのほうを少しだけ経験しただけで、前期、中期のことなど何も知らない。蒸気からガソリンに至るまでの動力、水力、風力から火力さらには太陽光に至るまでの電気エネルギー源を発見や発明していただいた方々に感謝するのみである。原子力は素直に喜べないが、それらの方々の力を借りて生活し、今も PCを使ってこの文書を作成しているわけである。

 ここ数年は世紀末ということもあり、政治、経済、生活のすべてにおいて荒廃が目立っていた。猟奇的殺人、犯罪の低年齢化、カルト宗教が数多く報道され、バブル経済がはじけて 90年代は「失われた 90年代」と言われるほどの不況に見舞われた。

 今も不況と言う名の長いトンネルの中にあり、出口が見えそうで見えない状況であるにもかかわらず、私利私欲が渦巻いた先の見えない政治のおかげで株価が低迷し、円安のまま大納会を迎えてしまった。

 不満もいろいろとあったが、今を生きていることは実にラッキーなことでもある。人類が地球外の星(月)に第一歩を印した時代も共有できた。昭和から平成に年号が変わる時代も共有できた。NASA によって”タコ”のような火星人が存在しない事も証明されたし、数十年に一度しか見られない彗星もやってきた。西暦も 1000年代から 2000年代に変わり、20世紀から 21世紀に変わる瞬間も共有できる。

 あまり頭の良い方ではないので計算不能だが、これらの事を経験できる今を生きている確立は 「1/天文学的数字」 だと思う。それを考えると「ラッキーだ」 と実感できるのである。

 さて、過去の事は忘れるとして、来年、来世紀がどうなるのか、どうしていかなねばならないのか。・・・・リーダーシップを発揮できる人物が不在なので政治に頼る事はあきらめらめるとして、不況からの脱出には産業の発展に希望を託すしかない。

 「物造り日本」と言われた 20世紀だったが、コスト高の影響から中国を代表とするアジアにその座を奪われてしまった。しかし、iモードを始めとする IT産業、善(人類に役立つ)か悪(軍事目的)かは別として、日本のロボット産業にも期待したい。世界ではじめて二足歩行のロボットを低コストで生産する技術、それらを「小型化」する技術に関しては日本が一番でありつづけてほしいと願う。

 宇宙開発、バイオ関連では水をあけられており、追いすがる事は容易ではないので、それらの技術を世界に売り込み、明るい経済を実現してほしい。

 将来に不安を抱えたままでは少子化に歯止めがかかるはずもないので、日本を良い国、夢のある国にしてほしいものだと切に願う。他力本願ではなく、自分自身も可能な事であればそれに貢献する事を誓って、今世紀最後の雑感を締めくくりたい。

2000 / 12 / 31 (日) ¦ 固定リンク

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