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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

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2003年 2月23日

それぞれの理由 それぞれの理由

  『管理人の独り言』 に何度も書いたように最近は安眠できない日が続いている。いつも ”何か” に追われる夢を見て飛び起きてしまうのだ。もともと眠りが浅く、ちょっとした物音で目が覚めてしまうので眠れないことが苦痛ではないのだが、”その” 夢を見る理由がわからないので困ってしまう。夢とは言え、なにゆえに追われなければならないのか。また、追ってくるのが何なのかも分からないので気分が優れない。

  何事も ”果” には ”因” があるはずである。したがって、似たような夢を見つづけることにも ”因” があって然るべきではないか。追われる夢を見るのだから日常でも何かに追われることがあるのかもしれない。しかし、警察に追われるような罪を犯しているわけでもない。仕事で時間に追われてはいるが、ここ数年は同じ精神状態であるため、それは今に始まったことではない。

  いろいろと考えを巡らしてみても何かに追われる夢を見なければならない ”因” が何であるかは思い当たらずにいる。それほど苦痛でもないので夜中に何度も目覚めてしまうのは良いとしても、やはり寄る年波には勝てず仕事をしている 2時とか 3時くらいに睡魔に襲われるのは困りものである。一刻も早く夢を見る ”因” を見つけ出して取り除かねばなるまい。

  しかし、世の中には理由がハッキリしないことも確かに存在する。俗に超常現象と呼ばれるものが一例ではあるが、科学者などに言わせるとそれは低次元な話であり、やはり何事にも現象を引き起こす理由があるのだと言う。きっとそれは正論なのだろうが、少しは空想に夢を広げても良いではないかと思う。UFO や未確認生物にしても超能力や心霊現象にしても ”ある” と信じていたほうが楽しいではないか。

  そしてもう一つ、世の中には訳の分からない理由というものもある。理由と言うよりも単なる言い訳だったり屁理屈だったりして聞いていても 「なんのこっちゃ」 と思ってしまうのだが、本人はいたって真面目にそれが正論であるがごく力説するのである。「なるほど」 と思える理由もあれば 「あほか!」 としか思えない理由もあるが、過去にも色々な人がそれぞれの理由をもっともらしく語っていた。

  学生の頃、遅刻で一番多かったのは 「寝坊した」 という理由だったが、それなどは潔く自分の非を認めている方である。「忘れ物を取りに帰っていた」 というのも聞くに堪える理由だ。訳の分からないのになってくると 「道に迷った」 などと言い出す奴もいた。「毎日学校に来ていていて道に迷うはずがなかろう」 とこっぴどく先生に叱られていたが、聞いている分には面白い。

  その他、年に何度も 「おばあちゃんの具合が悪くなって」 言う奴もいたが、彼の祖母が鬼籍に入ったのはそれから 10年以上も後のことである。遅刻した理由で一番アホらしかったのは 「ウイッキーさんに捕まりました」 というものだった。当時、朝の TV番組で道行く人を捕まえては英会話を強要するコーナーがあり、その ”講師” であったウイッキーさんに捕まったと言い張るのだ。

  しかし、そのコーナーは主に東京都内から中継されており、当時住んでいた ”田舎” にウイッキーさんが現れるはずもなく、即座に嘘がばれて先生に叱られていた。しかし、あの手この手とよく適当な理由を考え出すものである。周りで聞いている分には楽しいのだが、教師の側にしてみると馬鹿にされたと思うらしく、訳の分からない理由を言うと怒りの火に油を注ぐような結果になってしまうので注意が必要である。

  学生ならまだしも、社会人になってからも訳の分からない理由を平気で述べる奴もいる。何年も前の話になるが、連休明け初日の仕事が始まっても出勤してこない女子社員がいた。電話連絡があったので理由を尋ねると 「電車の指定席がとれませんでした」 などとぬかすではないか。連休の交通事情など誰もが知っているとおり、電車の乗車率は 100%を超えるものである。

  どんな子供だってオッサンやオバハンだって、それぞれの生活に戻るために長い時間を我慢して立ってでも電車に揺られて帰って来るものである。「なんたるアホか」 と思いつつも、あまりにも腹が立ったので 「いなくても困らないから 2-3日ゆっくりしてくれば?」 と嫌味を言ってやったところ、本人はそれを気にもとめずに 「ありがとうございま〜す」 などと明るいお返事をしていた。

  その時は 「こんなアホには今後、まともな社員教育をしても無駄だ」 とガックリと肩を落としながら、そっと受話器を元に戻すしかなかったのであった。

2003 / 02 / 23 (日) ¦ 固定リンク

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