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2002年 5月05日

体質 体質

  ゴールデンウィーク真っ只中なのであるが、こうして雑感を書いているわけだから当然のことながら旅行に出かけるわけでもなく、人ごみが嫌いなので USJなどレジャー施設に向かうわけでもなく家でボ〜っとしているのである。

  連休に限らず休みとなると ”外出せずにはいられない派”、休みの日は ”どこにも行きたくない派” に分かれると思うが、家庭内に両派があるとトラブルが生じやすいのかもしれない。結果的にはどちらかの希望をかなえるために、どちらかが我慢をするわけだから多少なりともストレスを抱えることになる。我家の場合は ”どこにも行きたくない派” しか居ないため健康的ではないにせよ丸く治まっている。

  こんなことを体質とは言わないが休みとあらば積極的に外出し、体を動かす行動的な人を見ると 「がんばるな〜」 と単純に思ってしまう。しかし ”外出せずにはいられない派” はそれでストレスを発散し、気分もリフレッシュしているのであろうから別に頑張っているわけではないのだろう。連休の中でも今日は端午の節句、いわゆる ”子供の日” だが、子供の頃から変わらないのがそういった性分と ”体質” である。

  まずは敏感肌とでも言うのか、着るものでも使用されている繊維によっては体が痒くなってしまうものがある。綿だの麻だのは大丈夫なので体質を補うためにお金がかかるということもないが、男のくせに肌が弱いというのもなんだか情けない。Tシャツでも首の後ろに縫いこんであるタグは取ってしまわないとチクチクして嫌なのである。我慢していれば慣れそうなものだが、実際にタグが当る部分の皮膚が赤くなってしまうのだ。

  ヒゲを剃った後もそのまま放っておくと皮膚が赤くなり痒くなってくるので 「情けないな〜」 と思いつつペタペタとクリーム塗って肌の弱さを補っている。散髪に行くと首(うなじ)をカミソリで剃られるのだが、それが大変なのである。最初は痒いくらいで済んでいるが、服の襟が当ると痛痒くなってくる。皮膚は赤くなりしまいにはプツプツと発疹ができてしまう。

  当然 Yシャツの硬い襟をその部分に当てることなどもってのほかであるから、散髪は土曜日のできるだけ早い時間に済ませ、その日と翌日曜日は襟無しの服を着てクリームを塗りたくって過ごす。月曜日になるとかなり落ち着いているので Yシャツが着られるというわけだ。それでも多少は痒くなるので散髪に行ってから 4-5日はクリームのお世話になっている。

  もう 10年以上前のことだが某社(あえて名を秘す)のシャンプーを使ってひどい目にあったことがある。TVなどでも大々的に CMを展開していたその商品は新発売ということもあり、他のものより安く売っていた。某社はブランド的にも超有名企業だったので何の疑いもなく購入し、嬉々として使ってみたのだが、髪を洗って一時間もすると異変が生じ始めた。

  まるで一カ月以上も髪を洗っていない人のように ”フケ” のようなものが頭皮から吹き出てきて真っ白になっている。なにが起こったのか理解できずに ”あたふた” していると猛烈な痒みが襲ってきた。「これはシャンプーの仕業に違いない」 と思ってすぐに今まで使っていたシャンプーを買いに走り、風呂場に飛び込んだ。しかし、ただれてしまった頭皮は元に戻らなかった。

  徐々に回復したものの、季節の変わり目や乾燥した日が続く冬には症状が再発していた。2-3年前にやっと完治したので結果的に 7-8年もの間ずっと ”フケ” のようなものと痒みに悩まされたわけだ。そのにっくきシャンプーは鳴り物入りで登場したわりにはすぐに市場から姿を消したので同じようなトラブルによる苦情が多かったのかもしれない。

  アルコールに強かったり弱かったりするのも体質なのだろうか。自分はどちらかと言えば ”強い” 方に分類されるので ”弱い” 人のことがよく分からないのだが、知り合いに ”特種” とでも言うべき能力の持ち主がいる。彼女は体質的にアルコールに敏感で、”本みりん” でさえしっかり加熱してアルコール分を飛ばさなければ酔ってしまうほどなのである。

  ある日、市内の別の場所にある事務所に行くと、その彼女が真っ赤な顔をしてヘラヘラ笑っている。どうしたのかと聞くと昼に食べた ”そば” の麺つゆに入っている ”みりん” で酔ったらしいのだ。目が据わってしまっていて、ちょっとしたことにもケラケラ笑い、昼間っからすっかり出来あがっているのである。その事件以来、お昼に食べるものにも気を使わなければいけなくなったらしい。

  彼女の体質は、どこまで少量のアルコールに反応するのか実験をしたことがある。会社の宴会の席でグラスに少量のアルコール(たしかビール)を入れてオレンジジュースで薄めたものと、100%オレンジジュースのものを用意し、どちらにアルコールが入っているかを当ててもらった。少しずつアルコールの量を減らしながら実験を重ねた結果、ストローから落ちる 2滴のアルコールまで識別可能ということが分かった。 その特種能力は実生活において何の役にも立たないが、とにかくすごい能力なのである。

  三つ子の魂百までというくらいなので、性格や体質は持って生まれたからには一生変わることはないと思っていた。ところが最近になって食のアレルギーを克服したのである。子供の頃から牡蠣(カキ)を食べるとジンマシンが出ていた。牡蠣そのものでなくても、牡蠣フライを揚げた油を使いまわして作られた物でさえ食べると体が痒くなっていたのである。

  もともと牡蠣が好きだったのでジンマシンが出ることに気が付いたときはショックだった。好きものが食べられないのはとても悲しいものである。人が美味しそうに食べているのを横目でじ〜っと見ながら悔しい思いをしていたのだが、ある時牡蠣が入っているのを気付かずに料理を食べてしまったのにジンマシンが出なかった。何の治療も努力もしていないのに治ることってあるのだろうかと不思議に思いつつも 「好きな牡蠣が食べられるのなら」 と、挑戦してみることにした。

  何かあってはいけないと、念のため休日の前の日に食べてみたところ、その日も翌日もジンマシンは出てこない。何が起こったのかわからないが、とにかく牡蠣アレルギーを克服したのである。今でも生のままだと多少の危険を伴うが、加熱したものであれば全然平気で食べることができるようになった。時期になれば鍋にグラタンにと美味しさを堪能している。

  変わらないと思っていた体質も何かのきっかけで変わるものらしいが、どうせだったらこのひねくれた性格やズボラな性格が治ってくれれば良いのにと思っている今日このごろなのである。

2002 / 05 / 05 (日) ¦ 固定リンク

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