我が家はかかあ天下か亭主関白か。
きっと、そのどちらでもなく対等であり平等であり同等であり五分五分な関係だろう。
テレビを見ていると購買の決定権の多くは主婦にあると伝えていた。
その第一位は食材で、決定権は女性が98%に達する。
しかし、それは権力の問題ではなく毎日の献立を女性が考え、その調達も主に女性がするから必然的に男性の介入の余地がなくなっているのに過ぎないのだろう。
かなり以前の雑感にも書いたことがあるが、我家の場合はすべてにおいて対等、五分五分だと思われる。
食材に関しては毎日の献立も二人で決めるし、多くの場合は一緒に買物に行くのでどちらかの意見にかたよることはない。
テレビやブルーレイなどの AV機器、スマホやパソコンなどの電子機器の機種選定は自分がするが、購入を勝手に決めることもなければ強硬に主張して買うこともなく、必要に迫られて買わざるを得なくなるか、十分に話し合った上で購入を決める。
衣類も事前に相談したり話したりするので勝手に買うことはない。
外食する際の飲食店も相談して決める。
その飲食店で何を食べるかは、それぞれが勝手に決めるのは当然だが。
五分五分なのは食べる物、その質に関しても言えることだ。
男女の差、体の大きさの差があるため食べる量は違うが、質は限りなく同じにする。
例えばミカンを食べる場合、互いに一つずつ手に取るが、皮をむいた後で半分を交換する。
そうすれば、どちらか一方だけが甘くて美味しいものを食べるという事態を避けられ、公平に同じく味わうことができるからだ。
トウモロコシも味に個体差があるため、一人で一本を食べる場合は列の半分まで食べた段階で交換する。
ミニトマトも半分に切り、その半分ずつを分けて食べるようにサラダなどに盛り付けるのは 『お買い物日記』 担当者だ。
自分だけがマズい思いをしたくないという利己的な感情もないではないが、どちらかと言えば美味しい物を分け合うという意識が強い。
甘いお菓子は 『お買い物日記』 担当者のほうが圧倒的に多く食べたりするが、それは自分が甘い物が得意ではないという事情があるからであり、そのかわりと言っては何だが塩辛いお菓子は自分のほうが多く食べさせてもらっている。
食べる物がこれほど同じなのに体型が大きく異るのはなぜなのか。
どうやら栄養の吸収率は五分五分ではないらしい。