真性雑感 第十一版

真性雑感 ~目次~

■ オペレーティング・システム

つくづくマイクロソフトには愛想を尽かしてしまう。

先週の月曜に納品されたパソコンは Windwos 8.1 なのだが、それまでの Windows とがらっと雰囲気が変わってしまったので、以前までできていた操作も簡単にはできずにいる。

画面左下のスタートボタンをクリックすることで様々な機能やソフトウェアを起動することができたのに、クリックするとタブレット操作画面になってしまう。

それもマウスで操作可能なのだが、過去のものとは明らかに違うので戸惑いを覚える。

そして、スマホやタブレットと違ってパソコンの場合は設定項目が多いのは分かるが、それぞれがあまりにも分かりづらい。

もっと直感的に操作でき、もっと設定を簡単にすべきだろう。

こんなことをやっているからパソコン離れがおこり、タブレットにシェアを奪われるのである。

そもそも OS がバージョンアップするたびに買わせるとは何事かっ。

Apple の iOS だって Google の Android だって 7 から 8、3 から 4 になっても新しく購入させることなくアップグレードできるではないか。

使う側が望みもしないバージョンアップを繰り返し、古くなった OS のサポートを打ち切って半強制的に新しいものを買わせるなど、まるで悪徳商法だ。

そんなことばかりやっているから他社に圧倒的なシェアを奪われて、タブレットやスマホでの存在感が薄くなってしまうのである。

■ 火山噴火

戦後最悪の火山災害をもたらした御嶽山での行方不明者の捜索が打ち切られた。

自衛隊、消防、警察ともよく頑張ってくれたと思う。

まだ行方不明な人の家族は複雑な思いだろうが、生死をかけてまで捜索せよとは言えないだろうし、今までも危険極まりない現場で文字通り必死になって捜索してくれたのだから、これ以上の無理はさせない方が良い。

日本人だから、日本の組織だからこそ、ここまでやってくれたのだと思う。

これがあっちの国だったりそっちの国だったりした場合、ここまで徹底した捜索などしてくれなかったに違いないし、これほど丁寧に遺体を下山させてくれなかったと思われる。

なにせ捜査が面倒だからと事故車両を地中深くに埋めてしまったり、家族の涙の訴えを無視するばかりか執拗な訴えに対しては逆上したりするお国柄だ。

日本は治安も良く、もし何かあっても警察が事件を解決してくれるだろうし、海や山で何かがあってもきっと助けに来てくれるだろうし、最悪の場合でも遺体を家族のもとに届けてくれる。

危機感に乏しく避難の呼びかけが遅れたりする自治体も中にはあるが、それだってマスコミが糾弾するので改善されることが多い。

自治体や政治が何をしようと報道規制したり言論統制して何もなかったことにしてしまう、どこぞの国とは大違いだ。

■ 危険ドラッグ

脱法ハーブから危険ドラッグへと悪のイメージが強いように呼び名を変えても、販売する側も買う側も一向に減る気配がない。

もっとインパクトの強い廃人薬とかにしたら良いだろうなどと思いつつ、ネーミングを変えただけではどうにもならないだろうとは思ったりしている。

命を落とす危険性、他人に迷惑をかける危険性が高いと分かっていて、どうして手を出してしまうのか理解できない。

危険ドラッグを吸引した運転手が車から引きずり出されるシーンを以前のニュース映像で見たが、体はグニャグニャで眼の焦点が合わず、よだれを垂らしながらヘラヘラと笑っていた。

それは不気味というか情けないというか、平たく言えばもの凄く格好が悪く、決して親兄弟、友達どころかちょっとした知り合い程度にすら見せたくはない姿だ。

そうなってしまう、いや、そうなる確率の高いものをどうして吸引したいのか。

痴態、醜態をさらしたくない、そんな姿を見せる勇気のない自分には理解できない。

そして、意識障害、嘔吐、痙攣、呼吸困難などを引き起こす確率も高いと分かっていてなぜ吸引するのかという点においても理解不能だ。

気持ちが良くなったりするのであれば話しは分かるが、そうではなく悪い意味で体に変調をきたすことを覚悟してでも吸引したいのはドMだからなのだろうか。

■ 温暖化

近年になって北海道の海でブリが水揚げされるようになったとテレビが伝え、その漁が活況であるとのことだったが、そんなことに喜んではいられない。

かつては捕れなかった海産物が捕れ、農産物が育つなど温暖化とそれによる海水温の上昇以外に考えられないではないか。

今年もあちらこちらで大雨による災害が発生した。

過去最高の雨量という言葉をここ何年も繰り返し聞いている。

4日の雑感に書いたように大気も海水も無限には存在せず、宇宙から見るとほんのわずかな量でしかないのだから、汚すのも温めるのも簡単な事だ。

中国を始めとする途上国は、温暖化の責任は過去に無茶をした先進国にあると主張し、二酸化炭素の排出量を減らそうとしないが、過去には二酸化炭素の排出によって地球が温暖化するなど知らなかったのだから仕方ないだろう。

それが分かった今、排出量を制限するのは地球に住む者の責務ではないか。

勝手なことを言って汚い空気を偏西風に乗せて日本に飛ばしてばかりいないで、もっと環境のことを考えていただきたいものである。