大は小をかねるか?

いよいよ本気でテレビの買い換えを検討せねばならない。

来年の 7月でアナログ放送は終了するし、今年の 12月でエコポイント制度も終了するとあっては、否が応でも買い換えなければならないし、どうせならば 12月までに購入するのがお得だと言えよう。

若い頃は朝起きてから寝るまで家にいるときはテレビを点けていたが、今はそれほど見たい番組もないし、少なくともパソコンに向かっている間は画面を見もしないのでエネルギーの無駄だと思い、積極的にスイッチを切ることにしている。

これは年齢とともにテレビに興味がなくなってきたことも一因ではあろうが、昔と違ってテレビがつまらなくなったことが要素の大部分を占めるだろう。

いくら視聴時間が短くなったとは言え、やはりテレビのない生活というのは考え難いのでデジタル化を進めなければいけない。

生活の中で大きなウエートを占めなくなったテレビなのだから、それほど高機能であったり大画面であったりする必要はなく、今のブラウン管テレビが横長になった程度のサイズで良いだろうと思っていたのだが、どうやらそういうものでもないらしい。

機能はさておき、画面だけは大きなものを選択すべきだと義兄から教えられた。

テレビ番組内の表示に使われる文字を読もうとしたり、デジタル放送特有の情報表示などを利用しようとした場合、小さな画面では文字が読みづらいとのことなのだ。

なるほど確かにそうかもしれない。

今でさえ野球の試合で画面の端に表示されているスコアを見ようとすると、ジリジリと尻で歩いてテレビに近づかなければいけない。

縦のサイズが同じで横に広がった程度の画面の大きさだと表示される文字は今よりも小さくなる可能性が高く、内容を把握するのに苦労すること必至だ。

やはりここは 『大は小を兼ねる』 という先人達が残した偉大なる助言に従い、予算と部屋の大きさの許す限り大きな画面を選択すべきであろうと考えてはいる。

しかし、デジタル革命によって製品寿命はどんどん短くなり、昔と違って家電を 10年も 15年も使うかと問われれば決してそんなことはなく、いまは高付加価値となっている 3D(3次元(飛び出す映像))テレビだって 3年もすればごく一般的なものとなり、映画のみならず地上波のテレビだって対応になっている可能性も否定できない。

そうなれば今年の新製品だろうと数年後には陳腐化し、買い替えの必要性に迫られることも十分に考えられるのではないだろうか。

そうであれば何も予算の上代で選択する必要はなく、そこそこの金額でそこそこのサイズのものを買っておけば良いということになる。

はてさてどうしたものか。

この小さな悩みは年末になるまで続いていくに違いない。