いよいよ安倍政権が末期症状を迎えているようだ。
安倍晋三氏が2006年9月20日~2007年9月26日まで総理大臣を務めた際の末期と、ここ最近の政局というか自民党内のゴタゴタが酷似しているように思えてならない。
前回の時も末期には閣僚の失言、スキャンダルが次から次に噴出し、支持率の低下に歯止めがかからず必死に閣僚を交代させたり内閣改造に打って出たりしてみたものの、第一次安倍改造内閣は 31日の短命に終わった。
あの頃のドタバタ、あの頃の慌ただしさと現在の症状は極めて似ており、そしてあの頃と同様に自民党内部に安倍おろし的な動きが散見される。
日本の政治家は海外の政治家と違ってお飾り的要素が強く、実際は誰がなっても日本の未来が大きく変わる訳でも世界的な影響力、立場にも影響が及ぶことはない。
それは日本人が優秀で真面目なこともあり、政治が腐っていても民間は自立して生活を営み、海外との交渉もできるという点と、官僚組織が極めて優れているからだと思われる。
今の日本、政治家がいなくても官僚さえいれば経済も潤滑に回るし、真面目な国民性ゆえに動乱が起こるとも考えにくい。
したがって、日本人の意識には選挙で誰が当選しても、どこの党が与党になろうと野党になろうと一緒という思いが強いため、政治に興味がなく選挙の投票率も上がらないのだと思う。
今のままではいけないと、たまに奮起して民主党(現民進党)を選挙で勝たせてやれば、外交から何からボロボロにしてくれたという苦い経験があるため、自民党以外の選択肢がないことも投票率が伸びない要因かも知れない。
安倍政権はすでに末期であり、断末魔の悲鳴を上げているように見えるので、内閣改造をしたところで長くは持たないだろう。
そうなれば総選挙があるかもしれないが、自民党以外に政治を任せられそうな党は見当たらない。
また低投票率で、いつもの通りの結果に終わるのか。
いや、小池百合子氏が何らかの動きを見せ、大胆な政界再編でもあれば話しは変わるかもしれないが。
北朝鮮もそろそろ末期的症状になってきているように思う。
無茶をせずに大人しくしていれば、世界から批判されようと現状維持が可能かもしれないのに、なぜ死に急ぐような挑発行為を繰り返すのか。
たとえ北が先制攻撃しようと、逆に他国から制裁的意味を含めた攻撃を受けようと、どちらにしても国が滅亡の淵に立たされることになるのは間違いない。
自分で自分の首を絞めるような、自滅一直線な行為をなぜ繰り返すのか理解困難だ。
そういう判断すらできないほど病が進んでいるのかも知れないが。
地球そのものも末期に近づいているような気がする。
ここ数年で劇的に環境が変化し、地球滅亡の日が加速度的に近づいているように思えてならない。
いくら農業技術が発達、進化したとは言え、熱帯地方が原産のマンゴーが北海道で採れるなどというのは異常なことだし、今まで生息していた魚が姿を消して南の海の魚が豊漁になるのも決して正常なことではないだろう。
自分の場合、もう 10年以上前から地球が危機的状況だと言っているので、ほとんどオオカミ少年と化してしまい、何の説得力もないかもしれないが、災害の規模の大きさだけを見ても異常だというのが分かる。
九州地方では、過去最大規模の雨量、記録的豪雨というのが毎年繰り返されているので、年々悪化の一途を辿っているのは間違いない。
北海道も過去最高気温を更新し続けている地方があるし、数年前まで一般家庭に必要のなかったエアコンが品薄状態になるほど売れている。
世界最大の二酸化炭素排出国であるアメリカが、地球温暖化対策の推進を目指した国際枠組みであるパリ協定から離脱するなど、地球を救おうという足並みが揃わない。
省益、庁益ばかり優先する官僚が動かしている日本に未来はなく、このまま少子高齢化が進んで人口がどんどん減り、地球滅亡の前に日本が滅亡している可能性も大きいし、アメリカ、中国、ロシアのパワーバランスが崩れて北朝鮮が暴走し、日本に数百の核が落ちてきて滅亡する可能性も否定できないので、温暖化が進んで百年後に地球がどうなっていようと関係ないのかもしれないが・・・。