叔母のレイコから宅配便で荷物が送られてきた。
なにかと思って開梱すると、中には洋服が一枚と手紙
手紙には洋服をショウコに渡してほしいが、それはレイコからではなく 『お買い物日記』 担当者からの贈り物ということにしてほしいと記されている。
なぜそんな面倒なことをしなければならないのかとも思うが、ショウコとレイコとは喧嘩が絶えず、今も交戦状態にあるので直接は送りたくないものの、母の日にかこつけて旅先で購入した服をショウコに渡そうという魂胆らしい。
もう90年近く生きているというのに、人間というのは角が取れて丸くならないものなのだろうか