2007年 4月にも書いた探査機 『はやぶさ』 が帰ってくる
実は昨年の 11月にイオンエンジンの 1基が停止してしまい、4基あったエンジンのうち 2基はすでに停止していたので残るのは 1基だけになってしまっていた
もう地球に帰ってくるのは絶望的と見られていたので軌道に到達したのはまさに奇跡的だ。
帰還を 3年も延長したので設計寿命を大幅に上回ってしまい、イオンエンジンの燃料も足りるかどうかの瀬戸際で、さらに 4基中 3基のエンジンを失ってボロボロになりながらも地球に帰ってくる 『はやぶさ』 くん
日本の技術、宇宙航空研究開発機構のねばりと冷静な対処に対しては頭が下がるのと同時に世界に向けては胸を張れる
しかし・・・
しかしながら、『はやぶさ』 くんは試料を採取したカプセルを地球に向けて放出するまでが仕事であり、その任務を遂行したら役目は終りで、地球軌道を離れて永遠に宇宙をさまようことになる。
なんだか泣けてくる話しではないか