05/28(月) 23:05現在

一時代を築いた女性ボーカリストのあまりにも早すぎる死、戦後類を見ない現役閣僚の国会会期中の自殺。

何だかとっても気が滅入る。

子供の頃、事故や事件で亡くなった人のことを伝えるニュースを見ていた両親が、
「こんな若い人が」
とか
「こんな小さな子が」
などと言い、
「可哀想だね」
と話しかけてきた際、一応はうなずいていたものの、死というものを正確に理解もしておらず、正直言ってあまり現実味がなかった。

しかし、さすがにこの歳になると、幼い命や若い命が断たれるのを冷静かつ客観的に見ることができず、少なからず心が揺れる。

いや、若い命ばかりではなく、特にファンでもないボーカリストであれ、大嫌いな政治家であれ、人が亡くなった報せを心穏やかには聞くことができない。

今は胸の中に重い沈殿物が堆積しているようだ。