やっぱり治療してもらえなかった
歯が痛いと言っているのに月曜日には薬を処方されただけでそのまま放置され、やっと今日という日を向かえた訳である。
今日こそ何とかしてもらえるのではないかと期待しながら診察を受けたが、例によってコンコンされてもシューシューされても痛くもなければしみもしない
爺ちゃん先生は
「う~む」
と唸り、天井を仰ぎ見ながら
「来週まで様子をみるか」
などとのたまう
確かに薬によって多少は痛みがやわらいではいるものの、痛いのは痛いのであって来週まで放置されてはたまらない
「なんとかなりませんか」
と聞いてみると、
「悪くもない歯を抜いたり削ったりするのは忍びない」
などと言うのである。
健気に痛みに耐えている自分を放置するのは忍びないと思わないのか
とりあえず再び薬を処方され、
「来週の月曜日に来るように」
と言い渡されてしまった。
この苦しみから開放されるのはいつのことになるのだろう