03/18(金)18:33現在

それは水曜日(16日)の朝のこと。

いつもの処方薬をいつもの通りに飲もうとしたところ、ノドに異常を感じた。

どうやら錠剤が収められているシートのアルミの破片が混ざっていたらしい

慌てて吐き出そうとしたものの、すでにノドの奥を通過している

アルミは食道に傷をつけたらしく、唾液を飲み込むのでさえ激痛が走るようになった 

とりあえずは様子をみようと、その日は食べ物を良く噛み、痛みに耐えながら過ごす。

翌木曜日(17日)になって少し痛みが和らいだものの、前日を 10とすると 8くらいなものだ。

それでも今日の金曜日は三カ月に一度の通院の日だったので、そのときに診てもらおうと我慢して過ごした。

そして今日、恐る恐るその事実を医師に伝えたところ、もしシートごと飲み込んでいて食道に引っかかっていたら一大事なので胃カメラで確認し、もし残っていたら除去するということに

しかし、どこにあるのか最初に分かっていたほうが良いということになり、上半身の CTスキャンを受ける。

その映像を基に胃カメラという段取りなのだが、消化器科の医師が何度も
「本当に飲み込みましたか
「飲んだことに間違いありませんか
と聞いてくるので、
「間違いありません」
と答え、胃カメラの検査が始まった。

異物が残っていた際はそれを引っ張り出すので鼻からではなく口からの胃カメラとなり、くり返し襲ってくる吐き気、流れ出るよだれ、鼻水、涙に耐える

事前の話ではすぐに終わるとのことだったが、何度もカメラを入れたり出したりとなかなか検査が終わらない。

やっと終わったと思ったら、
「おかしいですね、何も見つからないんですよ」
と言われてしまった。

「もう丸二日以上も経過しているので腸まで行ったんでしょうか
と医師に尋ねると、
「えっ
と驚いた顔をし、
「飲んだのは今日じゃないんですか
と聞いてくるので、
「いえ、内科の先生にも案内してくれた看護師さんにも水曜の朝と言いましたけど」
と応えたところ、
「そりゃ食道や胃にはないね、今朝だとばっかり思ってたもんで」
などと言われてしまった

まったく報連相(ほうれんそう)ができていない病院らしく、不要な胃カメラで地獄のような苦しみを味わってしまったというわけだ

その後、
「だったらどこにあるのかもう一度 CTスキャンしましょう」
という事になり、二度目のスキャン

下半身を撮影したところ、
「ありましたね、今は小腸です」
とのことだった。

便秘体質なので普通であればもう排泄しているか、大腸まで進んでいるはずなのに、まだ小腸をウロウロしているらしい

そんなこんなで、一刻も早く排泄できるよう、便を柔らかくする薬を処方されて帰ってきたのであった。

こんな地獄のような痛みと胃カメラは二度と御免なので、今後は薬を飲む際に細心の注意を払おうと思う