今日、ちょっと用があって家電量販店に行ってきた。
店内をウロウロし、パソコン関連の売り場に行くと、ご高齢の男性が店員さんと話をしている。
見た感じでは最低でも 70代後半といったところの少し腰が曲がりかけた男性は
「ゆーえすびーのアレが 」
と言い、店員さんが
「USBケーブルですか 」
と聞いていた。
USB3だの Type-Cだのと注文をつけるご老人に店員さんは
「パソコンは USB3の Type-Cに対応してるんですか 」
「このケーブルで何をなさるんですか 」
と質問をするのだが、少々耳の遠いご老人は何度も聞き返し、店員さんの声も徐々に大きくなってくる
そのやりとりを聞いていて、このお爺さんは大丈夫なのだろうかと少し心配になってきたのも事実だ。
ところが、このご老人、店員さんに左腕を突き出し、
「このスマートウォッチからデータ転送して充電もしたいんだよ」
と、最新式の腕時計型のウェアラブル端末を見せていた。
見かけの年齢で勝手にハイテクが苦手だろうと判断してしまったが、実はとんでもなくハイテクなご老人だったというわけだ
店員さんも恐縮して
「し、失礼しました」
と対応を変え、ご老人が指定したケーブルをそそくさとレジまで持っていく。
なんだかちょっと水戸黄門の 1シーンを見ているようだった