今年の夏はタイミング悪く、まだ 2回しか海でランチができていない。
狙いはカーっと暑く、それでいて空気がカラッと乾燥している日なのだが、それがなかなか難しく、今年はジメッとした日が多いのが困りものだ。
夏の初めの頃、少し寒い日に着られる薄手の長袖シャツがあったら良いということになって探してみたが、すでにどこも店内は夏物一色になっており、長袖など店の片隅で何枚かの売れ残りが寂しそうに吊るされているだけで、デザインの好みも違えばサイズも合わないものばかりだった。
それを教訓にすれば良いものを、学習能力に欠ける自分はそんなことをすっかり忘れており、今週になってから夏の部屋着にしている短パンを買おうと売り場を物色してみたが、店内はすでに秋一色になっていて、短パンなど店の片隅で何枚かの売れ残りが寂しそうに・・・・(以下同文) という間抜け具合全開の有り様だ。
こうなるとタイミングがどうしたということではなく、単に季節感も常識もないのが原因なのかもしれない。
それでも昨日の午後、大型スーパーの衣料品売り場とか全国チェーンの衣料品店ではなく、昔ながらの商店街にある町の洋服屋さんに行ってみたところ、まだまだ夏物の処分セールは続いていた。
その店はベビー服からスポーツ衣料、下着からパジャマ、雨具や腹巻きまでなんでも売っているが、客の年齢層が高いのでベビー服や子供服は祖父母が孫のために購入することが多いのだと思われる。
しかし、そんな庶民的で地域に密着した店であるからこそ、まだ気温が高くて暑い日が続けば夏物の服だって水着だって売っているのだろう。
夜になっても暑い日は発泡酒を飲んでノドを潤し、ぷは~っ!と一日の疲れを吹き飛ばそうと思って 6缶セットを夏の初めに 2つ購入しておいたのだが、なかなかそれを飲む機会がない。
平日は酒を飲まないので狙うは暑い週末や休日だが、ずっと暑い日が続いているのに週末になると涼しくなる確率が高く、発泡酒の在庫をなかなか減らせずにいる。
数日前から 9月上旬並という涼しい日が続いており、すっかり夏の終わりを思わせる雰囲気を醸しているが、まだ夏が終わってくれては困るのであり、発泡酒を飲んでぷは~っ!とやりたいと切に願う。
先月の雑感に書いたブルーレイ・レコーダーの買い替えは良いタイミングだったのではないか。
今は 4K対応の機種への切り替わり時期でもあるため、旧型のものは型落ちとなって安く売られていることと、消費増税前の駆け込み需要の反動で販売が落ち込んでいるのに加えて当時の在庫がダブついている可能性が高いので、安売り傾向が続くものと思われる。
本来であれば年末商戦が始まる前、学芸会や学校祭でビデオカメラ需要の高まりに合わせた秋の商戦で一段と値下がりする可能性が高いが、我家の場合は 8月と 9月に長く家をあける事情があるため、外出先からでもネット経由で録画予約できる新しい機種を必要としたのが購入の決断となった。
それでも満足度の高い買い物ができたので、これは我が家にとってベスト・タイミングだったものと思われ、そのきっかけを与えてくれた母親に感謝しなければなるまい。
実は今月と来月の 2回、母親が手術を受けるので家を開けることになった。
手術といっても老人特有の目の病気の治療であり、命に関わるような大病ではないので本来であれば付き添いの必要もないくらいなのだが、普段の親不孝が帳消しにならないまでも、せめて少しでも埋め合わせできるのではないかと思い、2度の手術の際には実家に帰ることにしたのである。
タイミング、手術のキーワードで思うのは 2008年に 『お買い物日記』 担当者が患った大病にまつわる様々なできごとだ。
あの日あの時、アメリカに住む次兄が余命の宣告を受けなければ、北海道に帰るという決断をしなければ、何ごともなく大阪に暮らしていたなら・・・、きっと 『お買い物日記』 担当者は命を落としていたのではないかと思う。
次兄にあんなことがあり、自分が持病の通院先を変える必要があり、その病院が家の近くであったこともあって、嫌がる 『お買い物日記』 担当者を無理にでも病院に行かせることができ、それが早期発見につながった。
あのまま大阪で過ごしていたなら、自分も強硬に病院行きを勧めず本人の意志に任せていただろうし、日々何かに追われているような切羽詰まった感覚の生活の中では体調を気遣う心の余裕もなかったことだろう。
そういう意味においては、北海道に帰ってくるのはあのタイミングしかなかっただろうし、そのきっかけは次兄を端緒とする様々な事情からだ。
今があるのはすべて次兄が与えてくれたタイミングによる結果だと心から感謝しつつ時は過ぎ、今年で 7度目の夏が、お盆が終わろうとしている。