あ~あ。ひどい湿気は朝から晩まで続き、熱湯が沸き滾る地獄の釜のふたが開いたようであり、それは蒸し風呂などという生易しい状態を超越しており このままでは生命の維持すら危ぶまれるのではないかと心配になってエアコンのスイッチを 「ピッ」 と入れた。自然界が異常を来たしているのだから、文明の利器に頼るのは仕方のないことであると言い訳しつつ