2007年 4月にも書いた探査機 『はやぶさ』 が帰ってくる
実は昨年の 11月にイオンエンジンの 1基が停止してしまい、4基あったエンジンのうち 2基はすでに停止していたので残るのは 1基だけになってしまっていた
もう地球に帰ってくるのは絶望的と見られていたので軌道に到達したのはまさに奇跡的だ。
帰還を 3年も延長したので設計寿命を大幅に上回ってしまい、イオンエンジンの燃料も足りるかどうかの瀬戸際で、さらに 4基中 3基のエンジンを失ってボロボロになりながらも地球に帰ってくる 『はやぶさ』 くん
日本の技術、宇宙航空研究開発機構のねばりと冷静な対処に対しては頭が下がるのと同時に世界に向けては胸を張れる
しかし・・・
しかしながら、『はやぶさ』 くんは試料を採取したカプセルを地球に向けて放出するまでが仕事であり、その任務を遂行したら役目は終りで、地球軌道を離れて永遠に宇宙をさまようことになる。
なんだか泣けてくる話しではないか
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通りがかりの猫 2010年01月17日(日)22時22分 編集・削除
>その任務を遂行したら役目は終りで、地球軌道を離れて永遠に宇宙をさまようことになる。
元々は地球への軌道を離れたら、燃料の続く限り火星に近づき、あわよくば調査もしてしまおうと言う計画だったようですが、今は機体の状態(悪)や燃料も少なく、針路の微調整が出来ないことから、地球衝突軌道で、(絶対に外さない距離で)カプセルを放出した後は、そのまま地球の大気圏へ突入し、燃え尽きる予定のようです(泣)。はやぶさの大気圏突入は、隕石衝突のシュミレーションとして使うという事のようです。
長文失礼しました。