試着 試着
洋服を買う時に、なるべく試着をした方が良いとは思っているが、試着はとても苦手だ。もっと正確に言うならば、店員さんから「どうですか?」と声をかけられるのが苦手なのである。
自分では、どうもしっくりこないと思っていても、試着室のカーテンを開けられ、「いい感じですね。」と言われたが最後、断れないのである。自分で選んでいるのに、もともとセンスがないのかピンとこないこともあり、そんな時に限って店員さんには「似合っていますね。」と言われてしまう。ただ悩みながら買ったものは、あまり着ないことが多かった。何度か同じような経験をしているのに、きっぱり止めておきますと言えず、(そう?似合う?)と心の中で葛藤してしまう。
今になって、試着のコツが少し分かってきた。”これ”と”これ”、どっちにしようかと思う時は両方を着てみる。そうすると、どちらか1枚は欲しいと思うかもしれない。そして気に入った方を着ている時にカーテンを開けてもらう。自分でも気に入った服であれば「お似合いですね。」という言葉も心地良く聞こえる。この場合は、まず第二候補を先に試して、それから第一候補を着たほうが効率が良い。
どちらも”いまいち”だった場合は、急いで服を着替えて、試着させてもらった服を手に持って、自分でカーテンを開けて試着室から出る。そして「あんまり似合っていなかったです。ごめんなさい。」と服を返して、サッサと店を出る。決して気が弱い訳ではないのだが、押しには弱いタイプでもある。
2004 / 11 / 10 (水) ¦ 固定リンク