すでに忘れかけていた幻の二千円札を、おつりでもらった。今まで手にしたことが無かったので、今回初めて見たし、雑感担当者も見たことが無いはずなので、「はい」と渡した。
　「ふ〜ん、はい。」表裏をゆっくり見て返されたので、雑感担当者も一度見ればあとは興味は無さそうだ。

　ようやく私の手元まで回って来たけれど、これをいつ、どんなタイミングで手放すかが難しい。しばらくはお財布の中で眠っているような気がするし、しばらくがずっとのような気もする。案外こんな人が多いように思う。

　街行く人のお財布を見せてもらったら、二千円札が入っている確立が高そうな気がする。