機種変更顛末記 その1

最近の独り言で何度も触れているように、スマートフォン(スマホ)を新しくしたばかりだ。

その際、長く契約していた au(KDDI)ではなく、モバイル Wi-Fiや 『お買い物日記』 担当者が新調したスマホで選択した新興の通信会社、フリーテル(FREETEL)に自分も乗り換えることにした。

理由は簡単、その方が月々の通信料が圧倒的に安くなるからだ。

我が家は特殊な使い方をしていたのでそうでもないが、一般の人と同じだと仮定すればザックリと最低で一人 2,900円、高ければ 8,000円ほどかかる維持費が最低で一人 990円、高くても 3,170円と、1,910円~4,830円の開きがある。

我が家の場合は少し前までスマホでのデータ通信は行わず、Y!mobileの端末を使っていたが、それでさえ auと合わせて毎月 7,000円ほどの通信料を支払っていた。

ところが今回の FREETELへの乗り換えで月々 2,000円程度になるはずだ。

もちろん、ネットのヘビーユーザーであればそうはいかないが、我が家の場合は外出せずに家の中にいる限り室内の Wi-Fiを使っているのでモバイル通信を必要としないため、毎月の通信は量的にも少なくて済む。

たとえ外に出かけたとしても良く使うのは LINEやメールくらいなものであり、たまに初めていく場所で Google Mapを使ったり Webで店を探したりする程度だ。

その程度の使い方であれば、FREETELが用意しているプランの最低金額(990円)で済む。

また、それ以上の使い方をする場合でも、通信速度を制限(200kbps)すれば 10ギガでも 20ギガでも、何なら 100ギガでも使えるので事実上は 990円で使い放題なのである。

ただし、200kbpsでは遅くて動画再生できないし、大きな画像を使用しているサイトを閲覧するのには時間ばかりかかってしまうので実用的ではないが。

そんなこんなで auから FREETELに乗り換えたのだが、実はまだ auの解約をしておらず、『お買い物日記』 担当者も自分もスマホ 2台持ち状態でいる。

今回の乗り換えでは MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ(携帯電話番号を変えずにそのまま使える))を利用しなかったので、電話番号からメールアドレスまですべてが変わってしまうため、知人へ知らせなければならなかったり、使っていた電子マネーの残高を使い切らなければならなかったのが大きな理由だ。

それも落ち着いたので、そろそろ解約しようかと昨日 auショップに行って事前調査してきた。

というのも、『お買い物日記』 担当者も自分も契約更新が来年なので、今の時点で解約すれば違約金が発生すると思われるためその金額の確認と、実際の解約の際に必要なものを聞いておこうと思った訳である。

解約の条件を聞いてみた結果は昨夜の独り言に書いた通りだが、解約する方針であると伝えても店員は冷めたもので、引き留めるとか、残念そうにするとか、せめて解約の理由を聞くとかいうこともなく、実に淡々とした対応だった。

しつこく強引に継続を求められるのは鬱陶しいが、あまりにもアッサリしているので拍子抜けしてしまう。

au、docomo、SoftBankは猛烈なシェア争いをしており、巨額な宣伝広告費を投じて顧客獲得に躍起になっているが、シェアを上げるためには新規顧客を獲得するだけではなく、既存顧客を囲い込んで流出を避けることにも力点を置かなければならないと思うのだが、末端のショップでは意識が薄いらしい。

それはさておき違約金が安いのであれば、もう使いもしない auの回線をいつまでも維持しておくのはお金の無駄なので、今月を最後に解約しようと思う。

長く長く利用してきた auだが、感謝されることもなく、慰留されることもなく別れを告げることになる。

そんなものなのだろうが、通信キャリアは客商売の原点を見失ってはいないだろうか。

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