真性雑感 第二十一版

真性雑感 ~目次~

■ 東京都知事選挙

先月の雑感で鳥越氏が優勢になるようなことを書いてしまったが、予想通り、いや、予想以上に小池百合子氏は選挙に強かった。

そして、知名度はあれど鳥越俊太郎氏は予想以上に人気がなかった。

さらに、増田寛也氏は・・・さておき、醜態をさらしまくっているのは石原伸晃氏だ。

あれだけテレビカメラの前に立つのが大好きなくせに、都知事選でかついだ増田氏が惨敗すると急にメディアの前から姿を消した。

そのメンタルの弱さは以前から目立っており、2015年に彼の政党支部が国交省の補助金交付が決まっていた企業から寄付を受けていたことが発覚した際も、スーッとマスコミの前から消えている。

他の政治家の不祥事の際には説明責任を果たしていないとか、国民に事実を伝えるのが政治家だとか偉そうに言っておきながら、自分のこととなると逃げるわ隠れるわ説明しないわで、とても豪傑な石原慎太郎閣下のご子息とは思えない。

今回は姿を消しただけではなく、急に出現したと思ったら都議選での敗戦の責任は現在入院中の谷垣氏にあると記者会でほざき、それがしっかりと報道され、テレビで映像まで流れているのにも関わらず、2-3日前から急にそんなことは言っていないと弁解を始めた。

もうメンタルが弱いだけでなく、頭がおかしくなったか精神が崩壊したか、神経に異常をきたしたとしか思えず、自民党本部もそんな奴について増田氏を公認しなければ良かったのではないだろうか。

しかし、小池百合子氏と安倍晋三氏はキツネとタヌキのようにうまいこと相手をだましたり化かしあいをしながら徐々に良好な関係にもっていくことだろう。

小池氏は VS.自民本部ではなく VS.自民党都連という構図にいち早く展開したし、安倍氏は小池氏との会談で懐の深さを見事に演出できた。

これではっきりしたのは、任期を終えて小池氏が国政に復帰した際には女性初の総理大臣の道もうっすら見えてきたのに対し、石原伸晃氏は出世街道から大きく外れ、藪の中をかき分けてやっと目の前が開けたと思ったら崖っぷちだったという状況に追い込まれてしまったということではないだろうか。

■ ポケモンGO

社会現象とまで言われているポケモンGOだが、実はまだ遊んだことがない。

いや、正確には遊ぶことができなかったりする。

推奨されている動作環境が対応OS:iOS 8 – 9、対応端末:iPhone 5以上となっており、自分の iPhone 4sは対応外であるため遊べないことはないかもしれないが、保証はされていないので問題が発生したり大きなトラブルに見舞われるかもしれない。

このポケモンGO効果で中古スマホがえらい勢いで売れているという。

ゲームは激しく電力を消費するためポケモン専用機として買う人もいれば、子供に遊ばせるために買い求める親も多いらしい。

自分の場合、そこまでして遊びたいとも思わないし、今年の 12月には買い替えるつもりでいるので、あと 3-4カ月のことである。

若いころはあれだけゲームに熱中したというのに、今は小一時間もプレーすれば目はショボショボしてくるし集中力も途切れてしまう。

それに加えて家を出てウロウロ歩き回らなければならないのだから、体力的にも精神力的にもポケモンGOで遊ぶのは無理な年齢になってしまったと思われる。

何でもかんでもゲームのせいにしてほしくはないと過去に何度も書いてきた。

青少年による暴力的犯罪が発生すればゲームのせい、性犯罪もゲームのせい、イジメも引きこもりもゲームが悪いとマスコミが取り上げてきたが、ポケモンGOでは歩きスマホが増えたとか非常識な場所に立ち入った、交通事故を引き起こしたなどと騒いでいる。

しかし、その一方で好意的なとらえ方をしている報道もあった。

価格下落に歯止めがかからなかった任天堂の株が上昇に転じたとか、客離れによる業績低迷が続いていたマクドナルドもポケモンGOの運営会社と協力してイベントを仕掛けた結果、神風が吹いて客足が戻った上に客単価まで上昇したと伝えられている。

また、何年も引きこもっていた人がポケモンGOやりたさに家から出て、人とのコミュニケーション能力を復活させたという話も聞く。

様々な国や場所で、様々な影響を及ぼしているポケモンGOだが、この人気は一過性のものに終わらず持続させることができるだろうか。

自分が機種変更し、プレーできるようになる今年末までブームが続いているとは考えにくいが。