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化学の味わい・・・の続き化学の味わい・・・の続き

先週は携帯電話からの更新に失敗したのでその続き。



気分を変えてスーパーの惣菜コーナーをうろつき、卯の花とポテトサラダを購入してみたが、これが科学の味に加えてもの凄く甘い。

いや、特に卯の花は甘いなんていう生易しいものではなく、どうやって調理すればこれだけ甘くなるのかと責任者を呼んで問い詰めたくなるほどの代物であり、なぜ、なにゆえにポテトサラダよりも甘い卯の花を食さねばならぬのかという怒りがふつふつと体の奥底から込み上げ、怒髪天を突く 3秒前からのカウントダウンが開始され、それが 0 になった瞬間に卯の花はゴミ箱へと放物線を描いて落下することになった。

食べ物を粗末にしない教育を受けてきたので、捨てることなど病気で食べられないとき以外は考えられないのだが、この、あまりにも甘く気持ちの悪い卯の花を食べることは自分にとって不可能であり、無理に食べるくらいであれば火責め水責めの拷問を受けたほうがマシなのではないかと思えるほどだ。

次の日の朝、ポテトサラダは食パンに挟んで食べたが、まるで菓子パンのように甘く、コーヒーで流し込むように胃に収めるのが精一杯だった。

既製品の科学の味にとことんダメージを受けたので、遅まきながら自炊生活を送ることにした。

過去にも何度か書いているように包丁は使えるのだから最初から自分で調理すればよいのであって、何も我慢したり辛い思いをしてまで既製品を購入することはないのである。

仮住まいでしかない宿泊施設に調味料類を一から揃える訳にはいかないので必要最小限のものしか用意しなかったが、それでも自分好みに味付けをして食べるのが一番美味しい。

炊飯器は用意されていたので自分で米を炊き、単に魚を焼いたり肉を焼いたり、極々簡単な料理を作って食べるだけだったが、何とかそれで生き抜いた。

もし、あのまま既製品を食べ続けたならば、『お買い物日記』 担当者だけではなく、自分まで病気になっていたかもしれない。

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