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ネタがない訳ではないのだが、まだ体が本調子ではなく、少し鼻がグシュグシュしていてあまり集中力もないので、ここは本来の意味である雑感に立ち返り、ツラツラと思ったり考えたりしていることを書いてみようかと。

まずは JR西日本の腹立たしい件だが、『JR福知山線脱線事故』 が発生したころは大阪に住んでいたこともあって今も深く記憶に刻まれているし、被害者やその家族ほどではないにせよ、事の重大さは十分に認識できた。

部外者である自分ですら重大性を認識できるというのに、その後の JRの対応、態度はいったい何だ。

どこまで真剣に考えているのか分からないが、のらりくらりとしたまま 4年も 5年も経過してしまったように思えてならない。

おまけに調査報告書が公表される前に裏から手を回して内容を調べたり、その報告書を取りまとめている有識者と呼ばれる旧国鉄OBに金を渡して裏工作したり、その報告書の前に作成された 『事実調査に関する報告書』 も裏から手を回して入手したりと好き勝手にやり放題だ。

その件について、いくら被害者に対して謝罪と説明会を行ったところで二度と信頼、信用されることなどないだろう。

愚行とも奇行とも言える組織運営しかできないのであれば、日本の政治と同じく役員から役職者までゴッソリ入れ替えるしか体質改善はなされないような気がする。

日本の政治といえば、先の衆院選で民主党が圧勝し、日本の政治が大きく変わろうとしている。

「大きく変わった」 と、まだ断言できない段階ではあるが、少なくとも変えようと、変わろうとしている意気込みだけは伝わってくるので、もうすこし様子を見てやっても良いのではないかと思う。

自民党は政党の活動を助成する目的で国庫から交付される資金、それは税金そのものでもある政党交付金を 40億円以上も使って民主党に対するネガティブ・キャンペーン、つまりは相手のイメージを落とすような宣伝、広告を打ちまくってまで敗北するという惨憺たる状況で、「金返せ」 と言いたくもなるが、あまりにも惨め過ぎて同情してしまう部分もある。

しかし、新総裁を選ぶ段になっても妖怪のような長老議員が幅を利かせて自民党自体は何も変わらない、変われないことを国民の目にさらけ出し、結果選ばれたのがジジイたちの奴隷のような谷垣という有り様を見るにつけ、民主党が余程のポカとしない限りはこれから先、何年もの間にわたって再度の政権交代は有り得ないだろうということが脳裏をよぎる。

数年後には自民党など影も形もないくらいに瓦解し、民主党が 2党に分離して、そっちで二大政党制となっている可能性だってある。

ここは本当に危機感を持って対処しなければいけないということを古い政治家は分かっていないのだろう。

ひるがえって民主党は旧政権である自民党が残した負の遺産が大きすぎて、なかなか思い描いていた通りの政治ができずに苦労しているようだが、ここは毅然とした態度で、まずは自民党が残した負の遺産の整理、腐った部分の除去を行い、その後に民主党が掲げる政治を実行して世の中を作り変えると宣言すべきで、マニフェストに書かれた時間軸が多少はズレて工程表に遅れが出ても仕方ないのではないかと思う。

分かりやすく説明さえしてくれたら国民は多少の時間を民主党に与えるだろう。

それでも少し前の雑感に書いたように、ある程度のスピード感をもって臨まなければ来年の参院選でゆり戻し的現象で大敗する危険性もあるので、あまり時間をかけられないという悲しい事実もあるにはあるのだが。

この難局を乗り越え、国が良くなってきたことを国民が実感できるようになれば、民主党の黄金時代は当面の間続くものと思われる。

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