昔はうなぎの蒲焼と言えば高級品で、今のようにいつでもスーパーに並んでいるというようなことはなかったように思う。
稚魚からの養殖ができるようになり輸入も盛んに行われるようになって、高級品から庶民の食べ物になりつつある時に、色々な情報番組で、こんな栄養がありますとか健康になりますなどと言うものだから、昔は高級品だったと思うような世代を中心に購入が増え、輸入量も増加してさらに庶民化していった。
しかし、さすがに少し制限されるようになるようだ。
バナナもそうで、いつでも手軽に食べられる果物ではなかったのに、今は100円程度で誰もがいつでも食べられるようになっている。
カニも、シーズンしか食べることが出来なかったし、何かイベント的にカニ屋さんへ行くというものだったのに、今では気軽に「家でカニ鍋でもしようか」みたいになっている。
有能な商社のお陰ですっかり一般家庭に浸透しているが、昔は滅多に食べられなかったのに、などとブツブツ言ったりするのは、まさにオバチャンの証拠だったりする。