能登半島地震の報道を見ていて技術で補えることの限界を感じてしまう。
いくら携帯電話の技術が発達しようと、インターネット技術が発達しようと、正確な情報が伝わるまでには相当な時間を必要としてしまう。
怪我をした人の数、倒壊した家の数は時間を追うごとに増えていく。
唯一の救いは犠牲者が極めて少なかったことくらいか。
亡くなった女性と、その家族の心中は計り知れないものがあるが、阪神・淡路大震災を超える規模の地震で死者が 1名だったことは奇跡に近いという。
消防研究センター所長は、「過疎地特有の地域コミュニティーの強さ」 から 「住民が迅速に声掛けをして消防活動に移ったため、火災が少なかったのでは」 と話している。
デジタル信号に乗った仮想的コミュニティーよりもリアル社会の方が非常時に強さを発揮するということか。