そこそこの雨は降っていたが、せっかくの祭りなので見物に出かけてきた。
会場に向かう間に雨も上がり、傘をたたんで散策する。
ぐるぐると歩き回っていたら再び雨が降り出したのだが、それが本格的な雨足だ。
早々に 『お買い物日記』 担当者と退散することを決めたのだが、地元の人達は雨を気にする風でもなく外に並べられたイスに座り、雨に濡れ始めたテーブルの上の食べ物を悠然とつまんだりしながら談笑している。
あたふたしているのは自分たちだけで、何とみんな大らかで堂々としたものか。
そうなのである。
元々は 『お買い物日記』 担当者も自分も道産子であり、周りの人達と同じだったはずである。
いつのまに雨に濡れるのを嫌がり、セコセコとするようになってしまったのか。
これから少しずつ、ゆっくりと自分たちの本質を見直していこうと思う。