2004年 7月26日
07月26日(月) 07月26日(月)
スーパーのレジに並んだ時、自分の列よりも隣の方が進み方が早かった時や、自分の番が来て”研修生”という名札を見つけた時、(今日は感が外れた)と思ってしまう。何十分も違う訳ではないが、いつもちょっとした賭け気分で列を選んでいるのだった。(18:30現在)
プロレスラーであり格闘家でもあった高田延彦(たかだのぶひこ)、タレントの向井亜紀(むかいあき)ご夫妻に対しては心の中でエールを送っていた。子供がほしい女性にとって残酷なことではあるが、彼女は子宮頸がんが発見されて子宮の全摘出手術を受けた。二人は体外受精で代理母による出産を選択し、アメリカ人の代理母の協力で双子の赤ちゃんを授かることができたのである。しかし、出生届や日本国籍取得に関しては法務省が 「分娩(ぶんべん)の事実は認められない」 と不受理にしてしまった。分娩の事実がなくても間違いなく二人の DNA を受け継いでいるのであれば、出生届を受理してあげれば良いと今でも思っている。昨夜、ビデオ漬けの一日が終わり、画面をテレビにしたら向井亜紀氏の公演が放送されていた。その中で彼女はこう発言していた 「分娩しただけの人が母親なのでしょうか」。この言葉で二人を応援する気持ちがなえてしまった。たしかに代理母であり、契約もあり、お金も払ったのだろう。しかし、約 10カ月もの間、健康に気をつけ、栄養にも気を使い体内で生命を育んでくれた人である。男などには想像もできない痛みや苦しみに耐えて出産してくれた人である。その人に向かって 「分娩しただけの人」 とは何事か。二人の望みがかなって出生届が受理されれば良いとは思うが、それを応援する気など失せてしまった。(23:15現在)
2004 / 07 / 26 (月) ¦ 固定リンク